唐津市で神棚・お札を正しく処分する方法と費用相場
遺品整理において、神棚を継承できない方は処分を検討することになります。しかし、神棚というのは神様を祀っている社であるため、「バチが当たりそう」と悩まれている方も多いはずです。
そこでここでは、唐津市における神棚・お札の正しい処分方法について解説しています。正しく処分をすればバチは当たりませんので安心してください。まずはざっくり結論から。
- 神社でご祈祷→お焚き上げしてもらう
- 買い替えの際に引き取ってもらう
- 自分で処分する
この3つの方法があります。詳しく見ていきましょう。
唐津市の神社に持ち込む
まず考えたいのが神社へ持ち込みお祓いをしていただくことです。この方法が最も信頼でき、あなたも安心ではないでしょうか。ここでは神棚のお祓いをしてくれる神社を3社紹介しておきますので参考にしてください。
唐津神社
唐津城のすぐ近くにある唐津神社は、ユネスコ無形文化遺産に登録されている「唐津くんち」が行われることで有名な神社です。唐津神社は神棚のお焚き上げに対応されています。初穂料は特に決まっておらず、お気持ちで1,000~3,000円程度納める方が多いですとのことでした。陶器製の神具類も一式持込可能とのことですので、そのまま捨てるのが忍びない方は一緒にお持ちすると良いでしょう。
諏訪神社
JR浜崎駅近くにある諏訪神社もお焚き上げには対応されています。神社の砂はマムシよけの効能があるとされている珍しい神社です。お預かりした神棚等は12月に焼納(お焚き上げ)されています。初穂料は3,000円と決められておりわかりやすいです。ただし、陶器の神具類は引き取り対象ではないため、ご自身で不燃物として処分するようにしてください。
妙見神社
妙見神社でもお焚き上げに対応されています。毎年2月が焼納祭(お焚き上げ)となるため、すぐにお焚き上げができるわけではありません。通常、初穂料(お祓いの料金)がかかるところですが、妙見神社では一切受け取っていないとのことでした。お参りとお賽銭を投げていただけましたら大丈夫ですよ。とのことなので、お財布にも優しい神棚処分が可能です。ちなみに特に受付などは行っておられないようで、神社内に設置してある古札納所に入れておくとお焚き上げしていただけます。(妙見神社 佐賀県唐津市藤崎通7022)
御札については、各神社に設置されている「古札納所」に納め、お賽銭を入れて奉納しましょう。後日、お焚きあげしていただけます。
神社ではどんなことをするの?
せっかくなので神社ではどのようなことが行われているのか「へぇ~」程度にご覧ください。
ご祈祷
神職の方が祝詞を上げ神様に祈りを捧げます。神棚の処分の際には祈願報賽(きがんほうさい)が行われます。祈願報賽というのは「これまでありがとうございました」と感謝を伝える祈祷です。いわゆる「お礼参り」を行います。
御札返納
1年間お世話になった御札やお守りを神社に返納します。あなたも初詣のときに御札やお守りを神社の古札納所に収めたことがありませんか?古札納所にたまった御札は後日お焚き上げされます。
お焚き上げ
お焚き上げというのは炎により浄化する神事になります。イメージとしては↓のような感じです。
御札だけではなく神棚も最終的にはお焚きあげされることになります。
ちなみにご祈祷やお焚き上げの際に立ち会いはしなくても良いです。ただ、祝詞をあげるさいに個人名や会社名を読むことになるため、受付の際に名前の記入が必須となっています。
あなたが気になるのは「絶対に祈祷してもらわないといけないのか?」ということではないでしょうか。この質問は特に多いため、今回この記事を作成するに当たり、様々な神社に問い合わせたところ、やはりご祈祷を行いお焚きあげをするのが良いと思いますよ。という回答でした。しかし中には、どうしても気になるならお焚き上げも行っていますが、何もせずそのまま処分して良いと回答される神社もありました。
最終的にはあなたの気持ちが一番大事とのことで、お焚きあげをすることで心が休まるならするべきですし、何も気にならないならそのまま処分してください、ということなのです。ただ、神棚や御札をそのまま処分することに抵抗がある方が多いのは事実です。あなたが良くても、身内の方で「そんな罰当たりなことはできない」と考える方がいるならお焚き上げまでしていただくと良いと思います。ちなみに、「神棚を古札納所に入れてお賽銭を入れていただければお焚き上げしておきます」という神社もあり、厳格なルールはないとお考えください。
神棚を購入した店に引き取ってもらう
最近では神棚を継承する際に、実家の仰々しい神棚をコンパクトなものに買い替える方が増えています。このケースですと購入した店舗で引き取っていただけることが多いです。
ただ、引取りは可能だがお祓いはお客様の方でお願いします、と言われるところもあるため、どこまでしていただけるのか事前に確認した上で利用してください。
また、通販で購入する方もいらっしゃると思います。その場合多くは引き取りには対応していませんので、ご自身で神社でお焚き上げしていただくか、以下で紹介する業者などを利用すると良いでしょう。
神棚を自分で処分する
最後にご自身で処分する方法です。上述しているように、神棚は必ずしもお祓いをしないといけないものではありません。全く気にならない方はそのまま処分していただいてけっこうです。ただし、少しでも不安が残るなら、これまでお伝えしてきた方法で処分してください。
それでは解説していきます。ご自身で処分する際、もっとも簡単な方法は燃えるゴミ袋に入る大きさまで解体、切断し定期回収で処分する方法です。ごみ袋代だけで処分できるため、節約したい方にはおすすめです。陶器製の神具は燃えないゴミの日に出すようにしてください。少しでも丁寧に処分するのであれば、白紙に包み、塩をふって処分してあげましょう。
ゴミ袋に入らない、解体が難しい場合は唐津市清掃センターに持ち込むと簡単に処分できます。事前に分別が必要ですが、非常に便利な施設なのでぜひ利用しましょう。
唐津市清掃センター | 佐賀県唐津市北波多岸山234番地2(0955-64-3106) | 燃えるゴミ、燃えないごみ、粗大ゴミ |
※月曜日から金曜日(8:30~12:00 13:00~16:00)
※毎月第3土曜日(8:30~12:00)
神棚を粗大ゴミとして回収してもらうこともできます。
- 粗大ごみ処理券の購入
- 名前の記入
- 仏壇に貼り付け
- 対応業者に連絡
対応業者
- 唐津地区→唐津市清掃センター(電話番号:0955-64-3107)に予約し個別回収
- 浜玉地区→(有)浜玉環境開発(電話番号:0955-56-2019)に連絡
- 厳木・相知・北波多・肥前・鎮西・呼子・七山地区→粗大ごみ回収日に指定のゴミステーションに出す
粗大ごみ処理券
- 一品の重量がおおむね15キログラム未満
100円(処理券:黄色) - 一品の重量がおおむね15キログラム以上30キログラム未満
210円(処理券:青色) - 一品の重量がおおむね30キログラム以上
410円(処理券:桃色)
このような流れになります。粗大ごみ処理券はゴミ袋を販売しているところで購入できます。粗大ゴミ回収を利用する場合は指定の場所まで運び出しておく必要があります。部屋の中まで取りに来てはくれないので注意してください。
まとめ
唐津市での神棚・御札の処分方法について解説してきましたがお役に立てたでしょうか。
おすすめとしてはご自身で神社に納め、お焚き上げをしていただくことです。時間的に難しい場合は業者を利用しても良いでしょう。宗教的なことが全く気にならない方はそのまま処分しても良いです。
あなたが納得する方法をお選びください。
※弊社では神棚のお焚き上げは行っておりません。
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