熊本市で神棚・お札を正しく処分する方法と費用相場
このページでは熊本市にお住まいの方が心安らかに神棚・お札を処分する方法をお伝えしています。親御さんが亡くなり実家を片付ける際に神棚の処遇でお困りの方は多いです。そのような方に見ていただきたいページとなっています。
まずはざっくり結論から。
- 神社でご祈祷→お焚き上げしてもらう
- 買い替えの際に引き取ってもらう
- 自分で処分する
この3つの方法があります。詳しく見ていきましょう。
熊本市の神社に持ち込む
もっともおすすめの方法が神社へ持ち込みお祓いをしていただくことです。ご自身で時間を作って持ち込む必要があるため手間はかかりますが、この方法が最も信頼でき、あなたも安心ではないでしょうか。ここでは神棚のお祓いをしてくれる神社を3社紹介しておきますので参考にしてください。
加藤神社
熊本城内に鎮座しており、加藤清正公をお祀りしてる加藤神社も神棚のお祓い(お焚き上げ)をしていただけます。加藤神社では2つの方法があり、神棚を古札納所に納めお参りする方法と、祈願受付を行いお祓いをしていただく方法です。古札納所に収める方法だと無料。お祓いを行っていただく場合は初穂料5,000円がかかります。神棚にお供えしていた道具類も一緒に引き取っていただけます。お札は古札納所に納めましょう。(加藤神社 熊本市中央区本丸2-1)
藤崎八旛宮
熊本の総鎮守とされており、熊本市の代表的な神社です。こちらも神棚のお祓いは受け付けてあります。初穂料は決まっておらずお気持ちで結構ですとのこと。ただ、一般的な相場としては3,000円~10,000円程度が多いため、相場の中であなたのお気持ちを納めていただくとよいかと思います。神棚に使っていた陶器類も大丈夫とのことでした。(藤崎八旛宮 熊本市中央区井川渕町3-1)
出水神社
出水神社は西南戦争で焼け落ちた熊本市の復興を願って建設された神社です。こちらでは特に神棚のお祓い(お焚き上げ)で受付しておらず、古札納所に神棚を納め、お気持ちをお賽銭箱に入れていただければ後日お焚き上げいたしますとのことでした。ただし、陶器類は引き取っておらず、家庭ごみとして出していただいて大丈夫ですとのこと。(出水神社 熊本県熊本市中央区水前寺公園8−1)
御札については、各神社に設置されている「古札納所」に納め、お賽銭を入れて奉納しましょう。後日、お焚きあげしていただけます。
神社ではどんなことをするの?
せっかくなので神社ではどのようなことが行われているのか「へぇ~」程度にご覧ください。
ご祈祷
神職の方が祝詞を上げ神様に祈りを捧げます。神棚の処分の際には祈願報賽(きがんほうさい)が行われます。祈願報賽というのは「これまでありがとうございました」と感謝を伝える祈祷です。いわゆる「お礼参り」を行います。
御札返納
1年間お世話になった御札やお守りを神社に返納します。あなたも初詣のときに御札やお守りを神社の古札納所に収めたことがありませんか?古札納所にたまった御札は後日お焚き上げされます。
お焚き上げ
お焚き上げというのは炎により浄化する神事になります。イメージとしては↓のような感じです。
御札だけではなく神棚も最終的にはお焚きあげされることになります。
ちなみにご祈祷やお焚き上げの際に立ち会いはしなくても良いです。ただ、祝詞をあげるさいに個人名や会社名を読むことになるため、受付の際に名前の記入が必須となっています。
あなたが気になるのは「絶対に祈祷してもらわないといけないのか?」ということではないでしょうか。この質問は特に多いため、今回この記事を作成するに当たり、様々な神社に問い合わせたところ、やはりご祈祷を行いお焚きあげをするのが良いと思いますよ。という回答でした。しかし中には、どうしても気になるならお焚き上げも行っていますが、何もせずそのまま処分して良いと回答される神社もありました。
最終的にはあなたの気持ちが一番大事とのことで、お焚きあげをすることで心が休まるならするべきですし、何も気にならないならそのまま処分してください、ということなのです。ただ、神棚や御札をそのまま処分することに抵抗がある方が多いのは事実です。あなたが良くても、身内の方で「そんな罰当たりなことはできない」と考える方がいるならお焚き上げまでしていただくと良いと思います。ちなみに、「神棚を古札納所に入れてお賽銭を入れていただければお焚き上げしておきます」という神社もあり、厳格なルールはないとお考えください。
神棚を購入した店に引き取ってもらう
最近では神棚を継承する際に、実家の仰々しい神棚をコンパクトなものに買い替える方が増えています。このケースですと購入した店舗で引き取っていただけることが多いです。
ただ、引取りは可能だがお祓いはお客様の方でお願いします、と言われるところもあるため、どこまでしていただけるのか事前に確認した上で利用してください。
また、通販で購入する方もいらっしゃると思います。その場合多くは引き取りには対応していませんので、ご自身で神社に持ち込みお焚き上げしていただきましょう。
神棚を自分で処分する
最後にご自身で処分する方法です。上述しているように、神棚は必ずしもお祓いをしないといけないものではありません。全く気にならない方はそのまま処分していただいてけっこうです。ただし、少しでも不安が残るなら、これまでお伝えしてきた方法で処分してください。
熊本市で神棚を自分で処分するには、木製の神棚は週に2回の燃えるゴミの日に「ゴミ袋に入る大きさまで解体して」処分しましょう。神棚のお供え物に利用していた陶器やガラスの神具類は、月に2回の埋め立てゴミとして定期回収に出すことで処分できます。
袋に入らない大きさの神棚は直接処分場に持ち込む方法もあります。利用できる施設は以下のとおりです。
木製の神棚は東部環境工場か西部環境工場に持ち込みましょう。10kgあたり150円の処分手数料で引き取ってもらえます。
処分場への持ち込みが難しいときは、熊本市の戸別回収を利用しましょう。『ごみゼロコール』(電話:0570-00-5374)より予約し、回収日時を決めていきます。このとき500円の粗大ごみシールを購入し添付する形になります。回収当日は指定の場所までご自身で運び出しておきます。熊本市のゴミ出しルールに従って神棚の処分を行ってください。
まとめ
ここでは熊本市における神棚・お札の処分方法について解説してきました。ここで紹介した神社以外でもお祓いは行っていただけますが、初穂料は決まっているか、神棚以外にも持ち込んでいいものはあるかなど事前に聞いておくとよいでしょう。お祓いなどしなくて良いとお考えの方は熊本市のルールに従って処分してください。
※弊社では神棚のお焚き上げは行っておりません。
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