ゴミ屋敷で空気清浄機は使うな!デメリットと改善策
投稿日:2024年5月28日 | 最終更新日:2024年6月1日
きつめのタイトルで申し訳ないのですが、実はゴミ屋敷で空気清浄機を使うのは逆効果なんです。🌪️
この記事ではその理由を詳しくお伝えします。さらにゴミがたまる心理や健康リスク、電気代の無駄などの問題点を解説しています。さらに効果的な改善策もお伝えしますので、安心して住める環境を一緒に作りましょう!🧹💛
Table of Contents
ゴミ屋敷で空気清浄機を使うデメリット
ゴミ屋敷で空気清浄機を使おうとしている方へ。確かに空気清浄機は室内の空気をきれいにするための素晴らしい家電ですが、ゴミ屋敷の環境ではかえってデメリットになります。
ここでは具体的なデメリットについて説明します。
効果の減少とフィルターの目詰まり
まず第一に、空気清浄機の効果は極端に減少します。
ゴミ屋敷には大量のホコリやチリ、ゴミに伴うさまざまな不純物が存在します。これらが空気清浄機のフィルターに詰まることで、フィルターがすぐに汚れ、効果が落ちてしまいます。
そのため空気清浄機の本来の能力を発揮できず、部屋の空気をきれいにするどころか、ホコリを舞い上げるだけの家電となってしまうのです。
さらに頻繁にフィルターを交換しなければならないため、ランニングコストもバカになりません。
もっとぶっちゃけて言うと、そもそもゴミ屋敷住人にフィルター交換や掃除という概念がないように思います。片付けに行くと目詰まりした空気清浄機を何台も見てきました。
適切にフィルター交換してある方ならゴミ屋敷状態でもある程度の効果は見込めますが、フィルター交換、もしくは掃除がされていない空気清浄機を使うメリットはありません。
健康リスクの可能性
上記でお話ししたように空気清浄機のフィルターが目詰まりすると、清浄しきれない空気を再び排出してしてしまい、ゴミ屋敷のホコリやカビ、ウイルスなどが部屋中に舞い散ってしまいます。
特にアレルギーや喘息を持つ人にとって、これは大きな健康被害が出るかもしれない問題です。
また、ゴミ屋敷そのものが健康に悪影響を及ぼす環境であるため、空気清浄機の使用だけでは快適な生活は保たれません。
電気代の無駄遣い
電気代の無駄遣いも大きな問題です。ゴミ屋敷では常に多くの不純物が空気中に漂っているため、空気清浄機は休むことなくフル回転で稼働し続けます。
それにより、電気代が高額になる可能性があります。そのうえゴミ屋敷状態での空気清浄機の効果はほとんどないため、使い続けること自体が無駄な出費となりかねません。
電気代を節約するためには、まずゴミ屋敷の根本的な問題に取り組むことが必要です。
ゴミ屋敷の根本的な問題
なぜ人はゴミをためてしまうのでしょうか?
健康や生活環境にも悪影響が出ますし、それによって近隣住人にまで悪影響が及ぶことも少なくありません。ここではゴミ屋敷の根本的な問題を考えていきます。
ゴミのためてしまう心理
ゴミをためてしまう背景には人それぞれの心理があります。
まず、人によりものを捨てることに対する強い不安感が挙げられます。「もしかしたら後で使うかも」という考えや、捨てることによって生まれる「もったいない」という感情が、物の積み重ねを引き起こします。また、「思い出が詰まっている」という理由で、捨てることに抵抗がある方も多いですよね。
さらに、日々のストレスや精神的な苦痛がゴミの山を作ってしまうというケースもあります。心に余裕がないと部屋の片付けを後回しにしがちで、気づけばゴミ屋敷になっていることも。
あなたももしかするとこのような心理的背景があるのかもしれません。
健康と生活環境の悪化
ゴミがたまることで、室内の環境は著しく悪化します。
悪臭や害虫の発生、カビの繁殖などがその代表例です。これらは身体に直接的な害を及ぼすだけでなく、精神的なストレスも大きくなります。まさに悪循環です。
日常生活にも大きな支障が出ます。通路が塞がれ、リビングや台所が使えなくなることで、日常のちょっとした動作が難しくなります。
結果として、不便さがどんどん積み重なり、より一層ストレスが増してしまうのです。
特に衛生面での問題がおきやすいです。清潔感が保てないと、健康状態が悪化しやすくなります。アレルギーや喘息、皮膚疾患などの健康問題が発生するリスクも高まります。
近隣住人への影響
ゴミ屋敷はその家の住人だけでなく、近隣住人にも多大な迷惑をかける可能性があります。
臭いや害虫が隣の家まで侵入することは珍しくありません。特にアパートやマンションの場合、その影響は複数の世帯に及びます。
また、ゴミの山が火災のリスクを高めることも問題です。特に可燃物が多いゴミ屋敷だと、一度火がつくと大規模な火災になりかねません。これだと周囲の住人も不安ですよね。
近隣住人との関係が悪化することもよくあります。ゴミの問題が原因で、トラブルが発生することは珍しくありません。「何度片づけてくれ注意しても聞き入れてもらえなかった」と怒っていた近隣の方もいらっしゃいました。こうなると住みにくくなるうえ孤立してしまいます。
そうならないようゴミ屋敷は早め早めの改善が求められます。
空気清浄機を最大限活用するための改善策
空気清浄機を使うのは、部屋の空気をきれいに保つためですが、ゴミ屋敷ではその効果が十分に発揮されません。ここでは、空気清浄機を最大限に活用するための具体的な改善策を紹介します。
一、ゴミを取り除く
まず第一に、部屋にあるゴミを取り除くことが重要です。
そんなことはわかっている!という声が聞こえてきそうですが、事実それしか方法はありません。
床やテーブルに散らばったゴミ、古新聞や雑誌、不要になった衣類など、何でもかんでもため込んでいると、その隙間にホコリがたまりやすくなります。そうすると空気清浄機のフィルターがすぐに目詰まりしてしまいます。
ゴミを取り除くと、空気清浄機の吸引力が最大化され、本来の効果を発揮することができます。
二、掃除をする
ゴミを取り除いた後は、しっかりと掃除をすることが次に大切です。
ホコリや汚れは蓄積しやすく、空気清浄機で取りきれない場合が多いです。床や家具の表面をきれいに拭き掃除し、カーペットやソファも掃除機をかけるなどして、細かいゴミやホコリを取り除きましょう。
眼には見えにくいですが床のホコリは歩くだけで舞い上がっています。これきれいにしておくことで、空気清浄機がより効率的に稼働します。
三、部屋を維持する
最後にきれいな状態を維持することです。
せっかく片付けても、すぐに散らかってしまっては元も子もありません。定期的に掃除の時間を組み込み、一度きれいにした部屋を持続させることが肝心です。
例えば、毎週末に簡単な掃除をする、不要な物はすぐに捨てる、ゴミの日をきちんと守るなどの負担にならない小さな習慣をつけると良いでしょう。
無理なようならプロに依頼する
もし、自分で片付けるのが難しいと感じた場合は、プロに依頼することも考えましょう。
片付けや掃除のプロは、半日から多くても数日で部屋をきれいにしてくれます。また、一人では難しい大型家具、家電の処分もやってくれるので一気に片付いていきます。
仕事が忙しくて時間が取れない、体力的に厳しいという場合には、専門業者の力を借りるのは賢い選択肢となりますす。
まとめ
空気清浄機の効果を最大限に引き出すためには、まず部屋のゴミを取り除き、掃除をし、維持することが重要です。プロの力を借りることも大切です。部屋をきれいにすることで、住環境が大幅に改善され、空気清浄機も本来の効果を発揮します。
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