一軒家・戸建ての片付けにかかる一般的な費用は?ゴミ屋敷だとどうなる?
投稿日:2024年10月1日 | 最終更新日:2024年10月8日
家の片付けを考えた際、特に一軒家や戸建ての場合、その費用はどのくらいかかるのか、多くの人が不安に思うポイントです。
「何も手が付けられてない状態だけど大丈夫か」
「あまりにも物が多すぎて自分たちではどうしようもない」
「ゴミ屋敷状態だけど対応してくれるのか」
「すごく高かったらどうしよう」
などなど、一軒家の片付けには不安が伴うものです。
この記事では一軒家の片付けにはどのくらいの予算を見ておけばよいのか。ゴミ屋敷状態だとどのくらいの費用が掛かるのかを解説しています。不安な方の参考になるとうれしいです。
Table of Contents
一軒家・戸建ての片付けにはいくらかかるのか
早速ですが一軒家・戸建ての片付けの料金相場を見ていきましょう。物の量や立地条件でかなり変わりますので参考までにということでご覧ください。
一般的な片付け費用の相場はこのくらい
以下は弊社が行う片付けで最も多い価格帯です。
2K~2LDK | 88,000円~198,000円 |
3DK~3LDK | 132,000円~385,000円 |
4LDK以上 | 220,000円~660,000円 |
非常に幅があると思いますが、それだけ一軒一軒状況が違うためこのような表記になっています。
もちろん6ldkや2世帯住宅で10llddkkなど大きな家になるとそれだけ費用もかさみやすいです。
思っているよりも物が多い
「けっこうかかるな~」というのが第一印象ではないでしょうか?ではなぜこのような費用が掛かるのでしょうか?
それは片付けを始めた際に、多くの人が直面するのが「思っていたよりも物が多かった」という現実です。特に長年住んでいた家や、家族が多かった場合は、収納スペースも限られ、いつの間にか物が溜まってしまうものです。クローゼットや押し入れの中、さらには階段下や屋根裏まで、目に見えない部分に大量の物が存在するケースも少なくありません。
物が多いと、当然その分、片付け作業が大変になり、最終的にかかる費用も増加します。そのため、事前に「どんな物がどれくらいあるのか」を把握しておくことが非常に重要です。おすすめは、荷物の整理を1週間ほど前から少しずつ進めることです。不要なものを選び抜く「仕分け作業」を行うことで、業者に依頼する物量を減らし、結果的にコストを抑えることができます。
仕分けや分別の手間がかかる
一軒家の片付け作業では、物をただ運び出すだけでなく、必然的に「仕分け」や「分別」が必要になります。この作業は思っている以上に手間がかかります。
まず、どの物を残し、どの物を捨てるのかを決めるのは大変な判断を伴います。思い入れのある物や、いつか使うかもしれないと思っていた物は、捨てることが難しいものです。
特にゴミや古い家具を扱う場合、どのように処分するかも考慮しなければなりません。そのため、事前に自治体のゴミ処理に関するルールや、リサイクルショップの買取条件を確認しておくことが求められます。
業者を利用する場合でも、仕分けや分別の作業が必要な場合がありますので、見積もりを依頼する際にその点も確認しておくと良いでしょう。そうすれば、後から生じる追加費用を防ぐことができます。
ゴミ屋敷の片付けにかかる費用
一般的な一軒家でもそこそこのお金がかかるのみゴミ屋敷状態だとどうなるのか気になる方も多いのでは?
ゴミ屋敷と呼ばれる状態になってしまうと、生活の質が低下するだけでなく、片付けにかかる費用も相応に高額になってしまうことが多いです。
ゴミ屋敷状態だとさらに費用がかさむ
ゴミ屋敷の状態とは、不要な物が溢れかえっているだけでなく、それらが住環境や衛生的な面に深刻な影響を及ぼしている状況を指します。
まず、その特徴として、物が山積みになっているため、業者が作業に入る際の導線確保が難しいことが挙げられます。このため、一般的な片付けに比べて手間がかかり、工期も長くなる結果、費用が高額になることが少なくありません。
また、ゴミの種類に応じて処分方法が異なるため、細かな分別作業や特別な処理が求められることも多いです。例えば、有害物質を含む家電や、リサイクル可能な資材などは、専門の業者に依頼する必要があり、その料金も加算される可能性があります。
ゴミ屋敷の場合の料金
具体的な料金は業者によって異なりますが、一般的にゴミ屋敷を片付けるための費用は以下の通りです。
2K~2LDK | 154,000円~330,000円 |
3DK~3LDK | 264,000円~550,000円 |
4LDK以上 | 330,000円~1,000,000円 |
ご覧の通り非常に高額になります。
ちなみに弊社が行った作業の中で最も高い料金は260万円です。その現場は6LDKで玄関からすべての部屋に置いてゴミが腰あたりまで堆積していますした。
内容も悪く、使用済みのおむつ、尿の入ったペットボトル、害虫の大量発生などなど、経験のない方は家に入ることもできないお宅でした。
一軒家と一言で言っても、その内容は非常に違います。これまでの内容を参考にしていただき、自分でやるのか業者に頼むのか判断していただければと思います。
費用を抑えるためのポイント
一軒家や戸建ての片付けを行う際、費用を抑えるための方法はいくつか存在します。特に、自分自身でできる作業を増やすことによって、業者に支払う費用を減らすことが可能です。ここからはその内容について解説していきましょう。
自分でできるところまで片づける
片付け作業は、思っている以上に簡単に行える部分があります。例えば、整理整頓や不要品の選別は、自分のペースで手軽に進めることができます。まずは、リビング、キッチン、寝室など、部屋ごとに分けて作業をすることをおすすめします。
自分が使用しなくなったものを見つけて捨てたり、寄付したりすることで、必要のない物が減り、業者に依頼する必要があるものを最小限に抑えることができます。また、分別をしておくことで、業者が回収する際の手間が減少し、さらなる費用節約につながる可能性があります。
自分で処分場に持ち込む
自治体によっては、特定の日にごみを持ち込むことで、処分費用を格安に抑えられる場合があります。自分で不要な品物を分類し、処分場に持ち込むことは、手間はかかりますが、片付け全体のコストを大幅に削減できる方法です。
また、事前にどのようなものが処分できるか、どのような費用が発生するのかを調べておくことで、スムーズに作業を進めることができます。各自治体のルールや持ち込める時間帯に注意し、計画的に進めましょう。
粗大ごみ回収サービスを利用する
粗大ごみの処分は、一般的なごみと比べて手間がかかります。そこで、自治体の粗大ごみ回収サービスを利用するのも一つの手です。
多くの自治体では、指定日に申し込めば、自宅前で回収してくれるサービスがあります。このサービスを利用すれば、わざわざ処分場に持って行く必要がなく、手軽に粗大ごみを片付けることができます。
親族総出で片づける
片付けは一人で行うと大変ですが、家族や親族が協力してくれれば、作業がぐっと楽になります。親族と共に作業を行うことで、各自の得意な分野を活かした効率的な片付けが可能です。また、作業を分担することで短時間で多くの物を整理でき、心強いサポートになります。さらに、労力を少なくしつつ、片付けの負担を軽減できるのは、時間的にも精神的にも助かるポイントです。
無理な場合は業者を利用したほうが良い
もし、どうしても自分たちだけでは片付けが難しいと感じる場合、業者の力を借りるのも選択肢の一つです。特に、大きな家具や大量のゴミがある場合、専門業者に頼むことで、スピーディーで安全な作業が期待できます。
特に物が多すぎる、ゴミ屋敷状態で難しい場合は最初から業者を利用したほうがコスパが良かったということが多々あります。
業者選びの際には、口コミや料金の相場を確認し、適正価格かつ信頼できる業者を選ぶようにしましょう。業者の利用に様々な方法を駆使し、自分たちでできることを減らすことで、最終的な費用を抑えつつ、快適な空間を手に入れることができるでしょう。
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