【福岡市版】自力でゴミ屋敷を片づけるための全知識
投稿日:2024年12月12日 | 最終更新日:2024年12月14日
このページを見られている方は、
「ゴミ屋敷の片づけを依頼したら高いんだろうな」
「ひどい状態だけど自分で片づけられるもんかな」
「できるだけお金をかけたくない」
と思われているんじゃないでしょうか?
答えを言ってしまいますが自力で片付けは可能です。費用も限りなく抑えることができます。しかし、そのためには
正しい知識が必要
なのです。
やみくもに始めても私が見てきた方と同じように途中で挫折してしまいます。
ここでは福岡市におけるゴミ屋敷を自力で片づけるためのノウハウを凝縮してお伝えしていきます。一つ一つ大切なことですのでぜひ参考にしてください。
Table of Contents
ゴミ屋敷は自分で片づけられる?
冒頭でもお話ししましたがゴミ屋敷や汚部屋状態でも自力で片づけることはできます。
しかし多くの人が途中で挫折してしまうのも事実です。理由はゴミ屋敷を片付けるにあたっての障害を把握しておらず、「思ったよりはるかに大変」だということを知らないからです。
再度言いますがゴミ屋敷の片付けに必要なのは正しい知識です。以下では片付けの際に覚えておくべき知識を紹介していきます。
時間と労力がかかることを覚悟する
ゴミ屋敷を自分で片づける場合、まず考えなければならないのは、時間と労力です。
例えば↑このような状態であればパッと見ても自分でできそうですよね。実際にできると思います。
しかしこれまで片付けを習慣にしていない方にとってはとても大変に感じるはずです。特に物を捨てることが苦手な人はこの作業自体が苦痛に感じてしまうんですね。
そうすると仕分けや分別に異常に時間がかかってしまい、身も心も疲弊してしまいます。そして挫折してしまい、片付けそのものに苦手意識を持ってしまうのです。
それだけではありません。ゴミ屋敷の片付けは単純に労力がかかります。例えば、冷蔵庫などの重い家具家電、大量の漫画を処分したいときは、一人で運ぶことが難しいことがあります。
当然ながら量が増えれば増えるほどその労力も跳ね上がります。体力に自信がない方はこれらのことも覚悟しておく必要があります。
加えて作業を進めるうえで精神的な辛さも出てきます。
- 腐敗した臭い
- 見た目の汚さ
- ゴミ屋敷にしてしまった後ろめたさ
- 本当にできるのか不安
- 分別が面倒
- 近隣住人と会わないか
などなど別の意味で疲れます。おそらくこれから片づけようと思っている方は、上記のことはなんとなくわかっていらっしゃるとは思います。でも想像と実際にやってみるとでは大きく違うことを実感するのは間違いありません。
ゴミ屋敷の片づけを自力で行うことは大変だということをまず覚悟して進めていきましょう。
福岡市におけるゴミの捨て方の知識
自分でゴミ屋敷を片づける場合、ごみの捨て方にどのよう方法があるのかを知っておくことも重要です。以下の3つの方法があります。
ゴミ袋で捨てる
これはあなたも普段からやっていることだと思いますので簡単に説明だけしておきます。福岡市には以下のゴミ袋があります。
<燃えるごみ用>
大(45L)10枚450円
※取手付きと取手なしの2タイプがあります。
中(30L)10枚300円
小(15L)10枚150円
特小(10L)10枚100円
ごみ出しに使えるレジ袋 ”ふくレジ”(15L)1枚15円、(10L)1枚10円
<燃えないごみ用>
大(45L)10枚450円
中(30L)10枚300円
小(15L)10枚150円
<空きびん・ペットボトル用>
大(45L)10枚220円
中(30L)10枚150円
これらのゴミ袋を使用し、福岡市の分別ルールに従ってゴミを出してください。
- 一回に出せるゴミ袋の量は10袋まで
- 地域ごとに決められた曜日に出す
- 指定された場所に出す
- カラス対策のため日没後、夜の12時までに出す
大型のゴミがない方や時間がある方はこの方法でじっくり進めていただくとよいでしょう。
処分場に持ち込む
大量にゴミがある場合は直接処分場に持ち込むとスムーズに片付けが進みます。処分場の利用には車と予約が必須です。以下を参考に利用してみてください。
- 自己搬入ごみ事前受付センター(092-433-8234)で予約。インターネット受付はこちら
- 予約日の8時30分から16時(月~土)までに指定の処分場に車で搬入、計量
- 指定の場所に下ろす
- 再計量後、料金の支払い
搬入できる施設は以下の通りです。
●燃えるゴミ
東部工場 | 福岡市東区蒲田5丁目11-2 |
臨海工場 | 福岡市東区箱崎ふ頭4丁目13-42 |
クリーン・エネ・パーク南部 | 春日市大字下白水104-5 |
西部工場 | 福岡市西区大字拾六町1191 |
東部資源化センター | 福岡市東区蒲田5丁目11-1 |
西部資源化センター | 福岡市西区大字拾六町1191 |
東部(伏谷)埋立場 | 久山町大字山田1431-1 |
西部(中田)埋立場 | 福岡市西区大字今津4439 |
粗大ごみ回収を利用する
粗大ごみを自宅まで取りに来てもらいたい方は福岡市の粗大ごみ回収を利用すると良いでしょう。こちらも予約が必須で、手順は以下のとおりです。
- 電話受付(092-731-1153)、インターネット受付、ライン受付から予約します。
- 手数料の支払い(コンビニで粗大ごみ処理券を購入かラインペイで支払い)
- 8:30までに指定の場所に出す(粗大ごみ処理券、ラインペイなら受付番号を貼り付ける)
という手順で行います。(詳しくは福岡市の粗大ごみの出し方を参照)
戸別回収は地域により回収日時が決まっています。また、所定の場所までご自身で運ぶ必要がありますので注意してください。
以上のように、ゴミ屋敷を自分で片づけることは無理ではありませんが、十分な時間と労力がかかること、そしてゴミをどのように捨てればいいのかを知っておくことが重要です。勢いで初めても挫折してしまいます。これらを知っておくだけで自分なりの計画が立てやすくなります。
片づけの準備
ゴミ屋敷を片付けるためには、しっかりとした準備が欠かせません。必要な道具を揃え、処分場の確認と予約を行い、粗大ごみがあれば捨て方を把握することで、スムーズに作業を進めることができます。以下で片づけを行う際の具体的な準備について詳しく解説します。
必要な道具
まずは片づけに必要な道具を揃えることから始めましょう。基本的な道具としては、以下のものがあります。
- ゴミ袋:ゴミステーションに出すなら福岡市指定ゴミ袋。処分場を利用するなら通常のゴミ袋を用意。
- 手袋:衛生面を考え、使い捨ての手袋やゴム手袋を用意することをおすすめします。
- マスク:ほこりや悪臭から身を守るため、特に悪臭がひどい場合はマスクを着用しましょう。
- 掃除用具:ほうきやちりとり、スポンジなどを揃え、掃除をしやすくしておくと良いでしょう。
- 収納容器・ダンボール:分別した後のゴミを一時的に保管するための容器や、再利用できる箱を用意しておくと役立ちます。
- 殺虫剤:必要であればご用意ください。
- 台車:何度も往復する、重量物があるなどの場合は非常に役立ちます。
これらの道具をそろえることで効率的に作業を進めることができ、時間を有効に使えます。ゴミ袋はもちろん、手袋やマスクを身に着けてケガをしないようにしてください。
ゴミステーションまで遠い、何十回も往復するといった方なら台車はこの上なく便利です。それぞれ必要に応じて用意しておきましょう。
必要ならマイカー、レンタカーを用意
また、上記で解説したように処分場を利用する場合はマイカー、もしくはレンタカーを用意しておきましょう。
大量にゴミがある場合でも、車で何度も往復すれば一気にゴミが片付きます。もちろん大変ですが。
レンタカーを利用する場合はたくさんの荷物が積める軽バン、ミニバンがおすすめです。強く汚れる恐れがあるケースでは軽トラックをレンタルするとよいでしょう。今はオートマの軽トラもレンタルできます。軽トラックを利用する場合は運搬中ゴミが飛ばないよう紐をかける、シートをかけるなどの工夫も必要です。
自己搬入ごみ事前受付センター・粗大ごみ受付センターへの予約
これらに付随して行政サービスを利用するなら自己搬入ごみ事前受付センター・粗大ごみ受付センターへの予約を忘れないようにしてください。
処分場は1日に受け入れられる件数に上限があります。そのため受付を拒否される可能性もあるため早目の予約をしておきましょう。
粗大ごみ回収も即日に取りに来てくれるわけではありません。おおよそ1週間程度先での回収となります。こちらも余裕をもって予約しておきましょう。
とりあえず思いついただけ書きましたが、最低限ゴミ袋だけあれば片付けは始められます。ただ、それ以外にも処分場などの施設を利用するときは事前に予約しておきましょう。その時に分別の仕方や持ち込む際のルールなどを聞いておくことをおすすめします。
ゴミ屋敷を片付けるうえでの注意点
ここまでゴミ屋敷の片付けは大変だ、挫折する人も多いとお伝えしてきました。これは「ウチを利用してくれ」と言っているわけではなく片付けが苦手な人にとっては本当に大変なんです。
なので改めてゴミ屋敷を片付ける際の心構えと注意点をお伝えしたいと思います。
最後までやりきる強い意志を持つ
ゴミ屋敷を自分の手で片付けるには、時間と労力がかかります。ゴミの捨て方の知識をつけ、準備をして臨んでくださいとお伝えしてきました。
そのうえでさらに重要なのは、最後までやりきるという強い意志を持つことです。
片付けは一朝一夕にはいかず、途中で心が折れないよう、自分自身を鼓舞し続けることがカギとなります。
量が多く一気に片づけられないと予測される場合は「今日は玄関を片付ける」「リビングのみ」「燃えるゴミのみ」といった小さな目標を設定し、達成していくことで自信をつけましょう。
また、進捗状況を見える化することで、達成感を感じるきっかけにもなります。例えば、ビフォーアフターを写真に収めておくと、自分の頑張りが一目でわかり、モチベーション維持に役立ちます。
可能であれば知人や家族の協力を得ることも大きな支えになります。片づけ作業は孤独になりやすいですが、誰かと一緒に取り組むことで、話しながら笑いながら進めると、最後までやりきる意志を持ち続けることができます。友人や家族にお願いすることは恥ずかしかったり後ろめたいかもしれませんがおすすめの方法です。
近隣住人への配慮
ゴミ屋敷の片付けを行う際には、何よりも近隣住人への配慮が欠かせません。
特に、大量のゴミを持ち出す際には、近所への影響を考慮する必要があります。ゴミの運び出しや処分には騒音や臭いが伴うことが多く、近隣住人に不快な思いをさせないよう配慮したいところです。
可能であれば作業を開始する前に近隣住人に声をかけることをおすすめします。
「数日間、ゴミを片付ける作業をするので、何かありましたら聞いてください」といった形で一言伝えるだけでも大丈夫です。特に、夜間に作業をする場合は静かに作業する、あるいは作業時間を制限するなどの配慮をするとトラブルを避けることができるでしょう。
また、大きなゴミを運び出す際には、道路や通路の確保も重要です。作業が原因で通行の妨げとなることがないように、必要に応じて近隣の方と相談し、通行のためのスペースを確保することが望ましいです。
実例としては古い団地などでありがちですが、通路が狭い、階段が狭いといったところもあります。エレベーターが狭いケースもあるでしょう。こういったところこそ通行の邪魔にならないよう配慮すると余計なトラブルの回避になります。
以上のように最後までやりきる覚悟を持って、近隣住人への配慮を忘れずにゴミ屋敷を脱却を目指してください。
自分では難しければ業者を利用する
ここまで自力でゴミ屋敷を片付けたい方のためのノウハウを解説してきましたが、自分には手に負えないケースも多々あるかと思います。
その場合は片付けのプロに依頼するのか悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。「お金がかかるから自分でやる」というのもよくわかりますが、何事も使い方です。以下を参考にしてみてください。
重量物や大型ごみはプロに任せる
重い家具や大型の家電製品など、一人ではなかなか処理が難しいものがあります。
たとえば、古い冷蔵庫や洗濯機、大型のソファーやベッドなどは、運び出すだけでも重労働です。場合によっては、自分自身が怪我をしてしまうリスクもあります。
そのため、こうした重量物や大型ごみだけ専門の業者に任せるという方法です。プロの業者は、適切な道具や技術、経験を持っているため、安全かつ迅速に作業を進めることができます。
また、業者には、家の中での動線を考慮した運び出しの方法や、階段などの狭い場所での取り扱いにも慣れています。自分では無理だな、危険だなと思うところだけ依頼するのも一つの手段です。
あまりにも大量なら最初からプロに依頼する
ゴミ屋敷の状態があまりに悪化している場合、自力での片付けは難しいケースもあります。大量のゴミや不要品が積み重なっている場合、何から手をつけて良いのかわからず、挫折してしまうことも珍しくありません。
ここまでいくと初めから業者に依頼したほうが賢明です。
ごちゃごちゃし過ぎて分別が非常に面倒、ペットボトルの飲み残しが大量にある、ゴミが圧縮されていて袋に入れるのも困難などの場合は初めから頼ってください。
そのほかにも体力に自信がない、怪我をしている、病気をしているなどの場合もぜひ頼るべきです。そのような方のために弊社がいるからです。
できないことはできる人に頼りましょう。お金はかかりますが身体的にも精神的にも、コスパは良いと確信しています。できる限りお安くいたします。ぜひお問い合わせください。
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