【佐賀市版】自力でゴミ屋敷を片づけるために知っておくこと
投稿日:2025年1月15日 | 最終更新日:2025年1月15日
このページを見られている方は、
「ゴミ屋敷の片づけを依頼したら高いんだろうな」
「ひどい状態だけど自分で片づけられるもんかな」
「できるだけお金をかけたくない」
と思われているんじゃないでしょうか?
答えを言ってしまいますが自力で片付けは可能です。費用も限りなく抑えることができます。しかし、そのためには
正しい知識が必要
なのです。
やみくもに始めても私が見てきた方と同じように途中で挫折してしまいます。
ここでは久留米市におけるゴミ屋敷を自力で片づけるためのノウハウを凝縮してお伝えしていきます。一つ一つ大切なことですのでぜひ参考にしてください。
Table of Contents
ゴミ屋敷は自分で片づけられる?
冒頭でもお話ししましたがゴミ屋敷や汚部屋状態でも自力で片づけることはできます。
しかし多くの人が途中で挫折してしまうのも事実です。理由はゴミ屋敷を片付けるにあたっての障害を把握しておらず、「思ったよりはるかに大変」だということを知らないからです。
再度言いますがゴミ屋敷の片付けに必要なのは正しい知識です。以下では片付けの際に覚えておくべき知識を紹介していきます。
時間と労力がかかることを覚悟する
ゴミ屋敷を自分で片づける場合、まず考えなければならないのは、時間と労力です。
例えば↑このような状態であればパッと見ても自分でできそうですよね。実際にできると思います。
しかしこれまで片付けを習慣にしていない方にとってはとても大変に感じるはずです。特に物を捨てることが苦手な人はこの作業自体が苦痛に感じてしまうんですね。
そうすると仕分けや分別に異常に時間がかかってしまい、身も心も疲弊してしまいます。そして挫折してしまい、片付けそのものに苦手意識を持ってしまうのです。
それだけではありません。ゴミ屋敷の片付けは単純に労力がかかります。例えば、冷蔵庫などの重い家具家電、大量の漫画を処分したいときは、一人で運ぶことが難しいことがあります。
当然ながら量が増えれば増えるほどその労力も跳ね上がります。体力に自信がない方はこれらのことも覚悟しておく必要があります。
加えて作業を進めるうえで精神的な辛さも出てきます。
- 腐敗した臭い
- 見た目の汚さ
- ゴミ屋敷にしてしまった後ろめたさ
- 本当にできるのか不安
- 分別が面倒
- 近隣住人と会わないか
などなど別の意味で疲れます。おそらくこれから片づけようと思っている方は、上記のことはなんとなくわかっていらっしゃるとは思います。でも想像と実際にやってみるとでは大きく違うことを実感するのは間違いありません。
ゴミ屋敷の片づけを自力で行うことは大変だということをまず覚悟して進めていきましょう。
久留米市におけるゴミの捨て方の知識
自分でゴミ屋敷を片づける場合、ごみの捨て方にどのよう方法があるのかを知っておくことも重要です。以下の3つの方法があります。
ゴミ袋で捨てる
もっともわかりやすいのがゴミ袋で捨てることでしょう。
- 燃えるごみは、ピンク色の指定袋(大:10枚400円、小:10枚250円、極小:20枚300円)で出してください。
- 燃えないごみは、緑色の指定袋(中:10枚250円、極小:20枚300円)で出してください。
- 電池類は、透明または半透明の袋に入れて、燃えないごみの日に出してください。
- 蛍光管、水銀体温計は、透明または半透明の袋に入れて、燃えないごみの日に出してください。
- 紙は、ひもで、種類別に十文字にしばって出してください。
- 布類は、中身が見えるビニール袋に入れて出してください。
- 資源物(ビン、缶)は、黒字で「ビン・缶」と書かれた指定袋(中:10枚200円、極小:20枚200円)で出してください。
- 資源物(ペットボトル)は、オレンジ色の字で「ペットボトル」と書かれた指定袋(中:10枚200円、極小:20枚200円)で出してください。
ゴミ屋敷状態ですとゴミの量は非常に多いです。そのため計画的に進める必要があります。
佐賀市の分別方法を確認して、ゴミステーションのルールの元ゴミを出していきましょう。
時間に余裕がある方はゴミ袋で少しずつ時間をかけてゴミを捨てていくというのもよいでしょう。
処分場に持ち込む
車をお持ちで一気にゴミ屋敷を片付けたい方は清掃工場を利用しましょう。清掃工場の利用方法は以下の通りです。
- 佐賀市清掃工場(佐賀市高木瀬町大字長瀬2369)
- 佐賀市清掃工場南部中継所(川副町大字犬井道5727)
【予約必須】
電話予約
佐賀市ごみ搬入予約センター
受付時間:平日9時~16時
インターネット予約
【営業時間】
月曜~金曜日、祝日(8:30~17:00)
土曜日(8:30~12:00)
日曜日は休業
【利用料金】
50kgまで 400円
50kgを超え100kgまで 600円
100kgを超える部分について50kgにつき 300円
利用にあたって以下のルールを守る必要があります。
- ゴミをだす本人が持ち込む(身分証明書が必要)
- 事前に分別しておく(燃えるごみ、燃えないごみ、資源物)
- 透明の袋に入れておく
- 土曜日・祝日は前日までに予約が必要
大和町、富士町、諸富町、三瀬村にお住まいの方は上記施設に加えて背振広域クリーンセンターにも持ち込みが可能です。料金は10kgあたり75円。受付時間は月~金曜日 8:30~11:30(午前)、13:00~16:30(午後)土曜日(午前のみ) 8:30~12:00となっています。持ち込めるゴミ、持ち込めないゴミがあるのでリンクより詳細を確認していただきご利用ください。
初めてでも親切に誘導してくれますのでぜひ利用してみましょう。
粗大ごみ回収を利用する
大型のゴミは佐賀市の戸別回収を利用すると便利です。戸別回収とは粗大ごみステッカーを購入し毎月決まった日にご自宅の前まで取りきてくれるサービスです。利用の流れは以下の通り。
利用方法は上記予約サイトから受付を行います。粗大ごみ1個当たりの処理料金は、重さや形状、処理の困難性により、品目ごとに500円、1,000円、1,500円に分かれます。
受付が終わったら受付番号が発行されるため、それをA4からA5程度の大きさの紙に受付番号を油性ペンで大きく記入して、ガムテープなどで粗大ごみにしっかりと貼り付けて指定の場所に出しておきます。
月に一度の決められた日にしか回収にこないため、時間に余裕をもって予約しておきましょう。
※収集日当日の夕方までに収集しますが、時間指定はできないのでご了承ください。(立会いの必要はありません。)
収集日について
毎月25日までに申し込むと、翌月の校区ごとの収集日に収集します。
校区ごとの収集日
収集日 | 校区 |
2回目の月曜日 | 循誘、本庄、嘉瀬、神野、久保田 |
2回目の火曜日 | 赤松、北川副、鍋島、開成、高木瀬、川副、東与賀 |
2回目の水曜日 | 新栄、兵庫、日新、勧興、諸富、三瀬 |
2回目の木曜日 | 蓮池、若楠、久保泉、金立、巨勢、西与賀、大和、富士 |
以上のように、ゴミ屋敷を自分で片づけることは無理ではありませんが、十分な時間と労力がかかること、そしてゴミをどのように捨てればいいのかを知っておくことが重要です。勢いで初めても挫折してしまいます。これらを知っておくだけで自分なりの計画が立てやすくなります。
片づけの準備
ゴミ屋敷を片付けるためには、しっかりとした準備が欠かせません。必要な道具を揃え、処分場の確認と予約を行い、粗大ごみがあれば捨て方を把握することで、スムーズに作業を進めることができます。以下で片づけを行う際の具体的な準備について詳しく解説します。
必要な道具
まずは片づけに必要な道具を揃えることから始めましょう。基本的な道具としては、以下のものがあります。
- ゴミ袋:ゴミステーションに出すなら福岡市指定ゴミ袋。処分場を利用するなら通常のゴミ袋を用意。
- 手袋:衛生面を考え、使い捨ての手袋やゴム手袋を用意することをおすすめします。
- マスク:ほこりや悪臭から身を守るため、特に悪臭がひどい場合はマスクを着用しましょう。
- 掃除用具:ほうきやちりとり、スポンジなどを揃え、掃除をしやすくしておくと良いでしょう。
- 収納容器・ダンボール:分別した後のゴミを一時的に保管するための容器や、再利用できる箱を用意しておくと役立ちます。
- 殺虫剤:必要であればご用意ください。
- 台車:何度も往復する、重量物があるなどの場合は非常に役立ちます。
これらの道具をそろえることで効率的に作業を進めることができ、時間を有効に使えます。ゴミ袋はもちろん、手袋やマスクを身に着けてケガをしないようにしてください。
ゴミステーションまで遠い、何十回も往復するといった方なら台車はこの上なく便利です。それぞれ必要に応じて用意しておきましょう。
必要ならマイカー、レンタカーを用意
また、上記で解説したように処分場を利用する場合はマイカー、もしくはレンタカーを用意しておきましょう。
大量にゴミがある場合でも、車で何度も往復すれば一気にゴミが片付きます。もちろん大変ですが。
レンタカーを利用する場合はたくさんの荷物が積める軽バン、ミニバンがおすすめです。強く汚れる恐れがあるケースでは軽トラックをレンタルするとよいでしょう。今はオートマの軽トラもレンタルできます。軽トラックを利用する場合は運搬中ゴミが飛ばないよう紐をかける、シートをかけるなどの工夫も必要です。
行政施設の利用の準備
これらに付随して行政サービスを利用するならその利用方法を確認しておきましょう。直接クリーンセンターに問い合わせておくのもよいでしょう。
粗大ごみ回収も即日に取りに来てくれるわけではありません。おおよそ1週間程度先での回収となります。こちらも余裕をもって予約しておきましょう。
とりあえず思いついただけ書きましたが、最低限ゴミ袋だけあれば片付けは始められます。ただ、それ以外にも処分場などの施設を利用するときは事前に予約しておきましょう。その時に分別の仕方や持ち込む際のルールなどを聞いておくことをおすすめします。
ゴミ屋敷を片付けるうえでの注意点
ここまでゴミ屋敷の片付けは大変だ、挫折する人も多いとお伝えしてきました。これは「ウチを利用してくれ」と言っているわけではなく片付けが苦手な人にとっては本当に大変なんです。
なので改めてゴミ屋敷を片付ける際の心構えと注意点をお伝えしたいと思います。
最後までやりきる強い意志を持つ
ゴミ屋敷を自分の手で片付けるには、時間と労力がかかります。ゴミの捨て方の知識をつけ、準備をして臨んでくださいとお伝えしてきました。
そのうえでさらに重要なのは、最後までやりきるという強い意志を持つことです。
片付けは一朝一夕にはいかず、途中で心が折れないよう、自分自身を鼓舞し続けることがカギとなります。
量が多く一気に片づけられないと予測される場合は「今日は玄関を片付ける」「リビングのみ」「燃えるゴミのみ」といった小さな目標を設定し、達成していくことで自信をつけましょう。
また、進捗状況を見える化することで、達成感を感じるきっかけにもなります。例えば、ビフォーアフターを写真に収めておくと、自分の頑張りが一目でわかり、モチベーション維持に役立ちます。
可能であれば知人や家族の協力を得ることも大きな支えになります。片づけ作業は孤独になりやすいですが、誰かと一緒に取り組むことで、話しながら笑いながら進めると、最後までやりきる意志を持ち続けることができます。友人や家族にお願いすることは恥ずかしかったり後ろめたいかもしれませんがおすすめの方法です。
近隣住人への配慮
ゴミ屋敷の片付けを行う際には、何よりも近隣住人への配慮が欠かせません。
特に、大量のゴミを持ち出す際には、近所への影響を考慮する必要があります。ゴミの運び出しや処分には騒音や臭いが伴うことが多く、近隣住人に不快な思いをさせないよう配慮したいところです。
可能であれば作業を開始する前に近隣住人に声をかけることをおすすめします。
「数日間、ゴミを片付ける作業をするので、何かありましたら聞いてください」といった形で一言伝えるだけでも大丈夫です。特に、夜間に作業をする場合は静かに作業する、あるいは作業時間を制限するなどの配慮をするとトラブルを避けることができるでしょう。
また、大きなゴミを運び出す際には、道路や通路の確保も重要です。作業が原因で通行の妨げとなることがないように、必要に応じて近隣の方と相談し、通行のためのスペースを確保することが望ましいです。
実例としては古い団地などでありがちですが、通路が狭い、階段が狭いといったところもあります。エレベーターが狭いケースもあるでしょう。こういったところこそ通行の邪魔にならないよう配慮すると余計なトラブルの回避になります。
以上のように最後までやりきる覚悟を持って、近隣住人への配慮を忘れずにゴミ屋敷を脱却を目指してください。
自分では難しければ業者を利用する
ここまで自力でゴミ屋敷を片付けたい方のためのノウハウを解説してきましたが、自分には手に負えないケースも多々あるかと思います。
その場合は片付けのプロに依頼するのか悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。「お金がかかるから自分でやる」というのもよくわかりますが、何事も使い方です。以下を参考にしてみてください。
重量物や大型ごみはプロに任せる
重い家具や大型の家電製品など、一人ではなかなか処理が難しいものがあります。
たとえば、古い冷蔵庫や洗濯機、大型のソファーやベッドなどは、運び出すだけでも重労働です。場合によっては、自分自身が怪我をしてしまうリスクもあります。
そのため、こうした重量物や大型ごみだけ専門の業者に任せるという方法です。プロの業者は、適切な道具や技術、経験を持っているため、安全かつ迅速に作業を進めることができます。
また、業者には、家の中での動線を考慮した運び出しの方法や、階段などの狭い場所での取り扱いにも慣れています。自分では無理だな、危険だなと思うところだけ依頼するのも一つの手段です。
あまりにも大量なら最初からプロに依頼する
ゴミ屋敷の状態があまりに悪化している場合、自力での片付けは難しいケースもあります。大量のゴミや不要品が積み重なっている場合、何から手をつけて良いのかわからず、挫折してしまうことも珍しくありません。
ここまでいくと初めから業者に依頼したほうが賢明です。
ごちゃごちゃし過ぎて分別が非常に面倒、ペットボトルの飲み残しが大量にある、ゴミが圧縮されていて袋に入れるのも困難などの場合は初めから頼ってください。
そのほかにも体力に自信がない、怪我をしている、病気をしているなどの場合もぜひ頼るべきです。そのような方のために弊社がいるからです。
できないことはできる人に頼りましょう。お金はかかりますが身体的にも精神的にも、コスパは良いと確信しています。できる限りお安くいたします。ぜひお問い合わせください。
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