借金してでも片付け!ってどうなの?
投稿日:2025年3月9日 | 最終更新日:2025年3月9日
3年前くらいでしょうか?
部屋がゴミに埋もれているので助けてほしいとのことでお見積もりに伺いました。
伺ってみると玄関を開けた直後から太ももあたりまでごみがあり、奥に進むにつれて腰の位置くらいまでゴミが堆積していました。
たしか40万円前後でお見積もりしたと思います。
ただ、「ぜひお願いしたいんですけどお金がないんです」
「ブラックリストにのっておりクレジットカードもないです」
「どうしたらいいですか?」
とのこと。弊社が後払いや分割には対応してないので申し訳なく思いながらも「私にはどうすることもできません」と正直にお伝えしたのでした。
「何か考えてみますのでまた連絡してもいいですか?」
とのことでその時は終わりました。
そしたらその日の夕方に電話があり、「お金借りられましたのでお願いします!」とのこと。
ブラックリストに載っているとのことでしたが借りられるところを探して依頼いただいたのです。
その時ありがたい反面疑問にも思いました。
借金してまで片付けをするってどうなの?と。
特に急ぎではないようでしたのでお金をためて依頼するとか、少しずつ自分で片づけてみるとか、リスクの少ない方法もあるんじゃいかと思いました。
ご依頼いただいたからには誠実にキレイにさせていただきました。
キレイになった部屋をみたお客様は「自分ではどうにもできなかった」「こんなにキレイになってうれしい」「やさしい対応でうれしかったです」などなど何度もお礼をいただきました。
これを聞いて借金してでも今の状況をどうにかしたい気持ちのほうがはるかに上だったんだなと思いなおしました。
私が小さいころ実家が貧乏で母も苦労してましたし、私自身も我慢させられることが多かったんです。なので借金に強い嫌悪感があるんですね。
借金は怖いもの、リスクがあるもの、家庭の不和を招くもの。
なんて気持ちが心の底にあったので上記のようなことを思ってしまったんだと思います。
借金してでもきれいに部屋に戻したい!
お客様に喜んでもらえてこれはこれでよいものなんだと考えなおしたエピソードでした。
ただの思い出話にお付き合いいただきありがとうございました^^
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