熊本県荒尾市|ゴミ屋敷のお片付け(実家に帰っておいで)
作業・施工内容
この仕事を長年やっていますが、「メンタルの病気になって仕事ができず、実家に帰ることになったんです」という方からの依頼がとても多いです。
男性、女性関係なく、比較的若い世代の方からこのようなお話をお聞きすることが多く、現代の闇を感じざるを得ません。今回ご紹介する事例も、実家に帰ることになったとご相談をいただきました。
ご相談内容
このときはお電話でお問い合わせいただきました。
「○○日までに部屋を空っぽにしてもらいたいです」
「かなりごちゃごちゃしていて自分ではどうしようもないです」
「大丈夫でしょうか?」
電話の相手は男性。声の感じから30代前半くらいでしょうか。非常につらそうな声でのお問い合わせで、勇気を出して電話されたのがよくわかりました。
ご希望はもちろん問題ございません。
まずは現状の確認のため、お見積りに伺うことになりました。
お見積り
現場は荒尾市内のど真ん中。細い路地の奥の古いアパートでした。現場につくと男性が出てこられます。依頼主様です。
「今日はすみません」
「どうぞ入ってください」
「どんなでしょうか?」
と不安そうです。実際の現場は以下のとおりです。(掲載許可をいただきありがとうございます)
決してキレイとは言いづらいですが、一般的な一人暮らしの男性の部屋という感じです。ブラウン管テレビが放置されているあたり、かなり前から住まわれていらっしゃるようです。
弊社から全く問題なく、数時間で完了することをお伝えすると、「よかった~。ではお願いしたいです」「僕も一緒にやります」とのこと。早速次の日に作業を行うことになりました。
作業内容
作業は一緒に行うことになりました。依頼主様がゲームやフィギアなど必要なものを仕分けし、弊社スタッフが不要なものを袋詰、搬出していきます。作業を行いながら、今回引っ越しになった経緯を話しだされました。
「今働くことができないんですよ」
「半年くらい前からうつ病になってしまいまして、、、こんなにきついとは思っていませんでした」
「躁鬱(そううつ)ってご存知ですか?気分が良くなったり悪くなったりを繰り返してしまうんです」
「今日はいいほうです(笑)」
「通院して頑張ったんですけどね~」
「いろいろあって親に帰ってこいと言われたんです」
「そう言われると心が折れちゃって、、」
「出直して頑張りたいと思います」
気さくに話してくださいましたが、当人にとってはつらい状況であることは間違いありません。回復されることを願うばかりです。
スタッフはもちろんですが、依頼主様も頑張ってくれ、掃除まで含めて4時間程度で完了しました。完了後の様子は以下の通り。
このようにスッキリ空っぽです。依頼主様も期日までに終わって喜んでいただけました。弊社には様々な理由でお片付けの依頼が舞い込んできます。その内容がいかなるものでも誠実に対応致しております。まずはご相談だけでも構いません。お待ちしております。