ブログ一覧


発達障害と汚部屋の関係性とは?改善方法を解説

投稿日:2024年5月21日 | 最終更新日:2024年5月21日

 

発達障害に悩む方が特に抱えやすい問題として、片付けや整理が苦手な方は汚部屋になる傾向があります。

 

ここでは発達障害と汚部屋の関係について詳しく解説し、その具体的な改善方法を紹介します。例えば、注意欠如・多動症や自閉スペクトラム症の特徴がどのように汚部屋と結びつくのか、そしてそれに対する効果的な対策も解説しています。

 

発達障害を持つ家族がいる方や、自分自身に心当たりがある方は、この記事で問題解決のヒントを見つけることができるとうれしいです。

 

発達障害とは

まず発達障害とは、子ども時代に現れる神経発達障害の種類を指し、これが大人になっても持続するケースが多いです。

 

発達障害を持つ方は知覚や認知、行動、社会的なスキルに問題を抱えることが多く、日常生活や教育、仕事において様々な悩みを抱えていらっしゃいます。

 

これらの障害は一見すると人にはわかりづらいため、理解や支援が不十分なことが少なくありません。

 

発達障害の種類

発達障害にはいくつかの主要な種類があります。

 

その代表的なものには、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、学習障害(LD)が含まれます。ADHDは注意散漫や多動性、衝動性が目立ち、集中力が続かないという特徴があります。

 

ASDは社会的な交流やコミュニケーションに困難があり、興味や行動が非常に限定的かつ反復的です。

 

学習障害は特定の学習領域(例えば読み書きや計算)において著しい困難を抱える状態を指します。また、これらの障害は重複することがあり、それぞれの特性が複雑に絡み合うことも少なくありません。

 

 

汚部屋の関連がある発達障害をさらに詳しく解説

 

上記で紹介した注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、学習障害(LD)についてもう少し解説していきましょう。

 

注意欠如・多動症(ADHD)と汚部屋

注意欠如・多動症(ADHD)は、注意力が散漫で、多動性や衝動性が特徴です。

 

これにより、一つの作業を最後までやり遂げることが難しくなります。例えば、掃除を始めたものの、途中で他のことに気を取られてしまい、中途半端な状態で放置されることが多いのです。

 

また、計画立ててもその通りに行動することが難しく、どこから手を付ければよいのか分からず、結果として部屋が散らかってしまいます。

 

自閉スペクトラム症(ASD)と汚部屋

自閉スペクトラム症(ASD)は、社会的なコミュニケーションや行動に特徴があります。

 

ASDの方は、自分の興味や関心に強いこだわりを持つことが多く、そのために他のことに注意を払うことが難しくなります。

 

たとえば、自分の趣味に没頭してしまい、掃除や整理整頓がおろそかになることがあります。また、環境の変化に対して強い抵抗感を示すため、部屋のレイアウトや物の配置を変えることに対するストレスが高くなります。

 

LD(学習障害)

学習障害(LD)は、特定の物事を学習することが困難になる障害です。

 

LDの人々は情報を整理して理解することが難しいため、整理整頓においても同様の課題を抱えることがあります。たとえば、物事をカテゴリーに分けて整理するのが苦手で、何をどこに置くべきかを判断するのに時間がかかります。

 

そのため、部屋がぐちゃぐちゃになることが多いのです。また、片付けるための手順を覚えにくいことも、汚部屋につながる要因となります。

 

他の発達障害との関連性

他の発達障害にも、汚部屋との関連が見られることがあります。

 

例えば、協調運動障害(DCD)は、手先の不器用さが特徴で、細かい作業が困難です。このため、物を上手に整理することができず、物が散乱することが多くなります。

 

また、感覚処理障害は、特定の感覚に対して過敏または鈍感になる特性があります。例えば掃除の際に汚れた部分の掃除を避けがちです。

 

これらの障害が重なり合うことで、さらに整理整頓が難しくなることもあります。

 

 

発達障害の方が汚部屋になりやすいわけ

これまでお伝えしてきたことをまとめると、発達障害の方は以下のような要因で汚部屋化する傾向があります。

 

先延ばしにしがち

発達障害のある方は、やるべきことを先延ばしにしやすい傾向があります。

 

片付けをしようと思っても、「後でやればいいか」と思うことがしばしばあります。そして、その「後で」が実現しないまま、汚れや散らかりが積み重なっていくのです。

 

この先延ばし癖は、長期的には部屋の状態をさらに悪化させる結果に繋がります。また、時間管理が苦手なため、片付けに必要な時間を見積もることも難しいことが多いです。

 

関心が次々に変わる

発達障害の特徴として、興味や関心が次々と移り変わることがあります。

 

ひとつの物事に集中している最中に、突然別のことに興味を示し始めてしまうのです。これが片付けの際に起きると、大きな障害となります。

 

例えば、本を整理している途中で昔の写真を見つけると、ついつい写真を見始めてしまい、最初の片付け作業を忘れてしまいます。このように、関心が絶えず変わるため、片付けが完了せず、部屋がちらかりやすくなります。

 

計画通りに進めるのが苦手

発達障害のある方は、計画を立てることや、その計画通りに物事を進めることが苦手です。

 

たとえば、一日で片付けるべきことをリストアップしても、その通りに進めるのが難しくなってしまいます。逆に突発的に始めて突発的にやめるを繰り返すことで何をしているのか自分でもわからなくなる傾向にあります。

 

また、計画を立てること自体がストレスとなり、片付けをさらに避けてしまいがちです。これらの特性が合わさって、汚部屋が何年も続いてしまっているようです。

 

以上のように、発達障害の特性が、汚部屋になりやすい大きな原因となっています。しかしながら、一歩一歩の対策を講じることで、改善の道は必ず開けます。自身の特性を理解し、それに応じた方法を取り入れることが重要です。

 

 

発達障害の方の汚部屋改善方法

 

汚部屋を改善するための方法は、整理整頓の基本ルールを守ること、発達障害に対応した整理術を活用すること、そしてキレイを維持するために援助を受けることが重要です。

 

どれも実践することで、部屋が快適になり、ストレスも軽減されます。それでは一つずつ詳しく見ていきましょう。

 

整理整頓の基本ルール

整理整頓の基本ルールは、まず物を分類し、それぞれの物の定位置を決めることです。

 

物を「必要な物」「不要な物」「今は使わないけれど後で必要になる物」に分け、不要な物は思い切って捨てましょう。必要な物と今は使わない物は、使用頻度やカテゴリー別に整理してください。また、一度に全部片付けようとせず、棚の一部、引き出しの一つから始めると負担が少なくて済みます

 

一日の終わりに数分間だけでも片付けの時間を設けることから始めてみてください。

 

発達障害に対応した整理術

発達障害の方が取り組みやすい整理術として、「視覚的な整理」がおすすめです。

 

例えば、ラベルを貼った収納ボックスや透明な収納ケースを使うと、一目で何がどこにあるか分かりやすくなります。また、色分けをして一目で区別できるようにすることも有効です。

 

作業手順を紙に書きだしておくことも一つの方法です。具体的な手順を書いておけば、何から始めれば良いのか分かりやすくなり、行動に移しやすくなります。一つの作業を短い時間で区切って実行することで、飽きずに続けやすくなります。

 

また、必要なもの以外買わないようにするのもおすすめです。単純に物が増えるとその分片付けに費やす時間が増えます。便利なものでも本当に自分に必要か購入する前に今一度考えてみましょう。

 

そうすると持っているものの把握する労力も少なくなり、片付けを単純化できるため物を増やさないことが大切です。

 

キレイを維持するためには援助が必要

自分だけで整理整頓を続けるのは難しいこともあります。

 

その場合、家族や友人、専門のカウンセラーや整理整頓のプロフェッショナルに援助を求めることを躊躇しないでください。特に、発達障害を持つ方にとっては、他人のサポートが重要な役割を果たします。

 

他人の目で部屋を見てもらうと、新たな視点で問題点が浮かび上がりやすくなります。定期的に家族や知人を招くことで、整理整頓のモチベーションを維持でき、常に清潔さを保つことができます。

 

また、人と話すことで一人で苦しむことなく心に余裕を持つことができます。

 

汚部屋の改善は決して一朝一夕にはできませんが、小さな努力と継続が大切です。基本ルールに従い、自分に合った整理術を見つけ、必要な援助を受けることで、快適な生活空間を手に入れましょう。

プライバシーポリシー  /  特定商取引に基づく表記      Copyright (C) 2020 アークサービス. All rights Reserved.