掃除のお供!ホウキの種類と素材から使い方まで
投稿日:2024年5月29日 | 最終更新日:2024年5月29日
最も手軽に使える掃除道具としてホウキがあります。ゴミやホコリをさっと集めることができ、その利便性から多くのご家庭で見ることができます。
音も少なく、掃除機では届かない隅々の掃除もでき、電気代もかからないことから生活必需品として利用されています。
ホウキの歴史は長く、平安時代にはホウキが利用されていたことが記されています。1000年以上も昔から掃除道具として使われてきたホウキ。
ここではホウキの種類と素材、使い方まで解説していきます。
Table of Contents
ホウキの種類
まずはホウキの種類を見ていきましょう。
座敷ホウキ
座敷ホウキは屋内で使うホウキです。中でも畳を掃くのに適したホウキになります。さまざまな柄の長さが販売されており、自分の身長に応じて掃きやすいホウキを選ぶことができます。
特徴として適度なハリとコシがあるため、畳の目に入り込んだホコリもかきだすように掃除をすることができる昔ながらのホウキです。
手ホウキ
手ホウキは、柄が短くコンパクトなホウキです。服についたホコリをとったり、サッシの溝に溜まった汚れをかきだしたりするホウキです。
庭ホウキ
庭ホウキは、その名の通り主に庭などの外を掃除するときに使います。庭ホウキはコシが強く毛先が粗いため、強力に落ち葉やごみを集めることができます。
自在ホウキ
木や樹脂の柄に、短くコシのある繊維を取り付けたT字型のホウキです。学校や職場などで広く使用されており、一度は手にしたことがあるものだと思います。
毛先が短く掃いたときに毛先がはねないため、ホコリが立ちにくい特徴があります。フローリングやタイルを掃くときに適したホウキです。
ホウキの素材
ホウキに使われている素材も見ていきましょう。素材からホウキを選ぶのもよい方法です。
ホウキ草
座敷ホウキで使われる素材がホウキ草です。適度なハリとコシが特徴で、非常に使いやすい素材です。
シュロ
シュロという木の樹皮を加工してホウキを作ります。シュロの特徴として、そのやわらかさがあります。ホウキ草はハリとコシでホコリをかきだすのに対し、シュロはモップのように床を撫でる感覚で掃くことができます。
そのため、ホコリが舞い上がりにくく、フローリングの掃き掃除に適した素材です。
シダ
シダで作られたホウキは、繊維が太くコシが強いので荒く大きなゴミを掃くのに適しています。玄関周りや外回りで使用されることが多いです。
化学繊維
化学繊維のホウキはさまざまな場所で使用されています。特徴として、耐久力に優れており、耐水性も抜群です。
また、加工がしやすく、室内用ではやわらかく加工したホウキや、外用でハリコシのある目の粗いホウキが利用されています。
竹
庭ホウキの一つに竹ホウキがあります。竹はコシが非常に強く、先が粗い素材です。この荒さを利用して、砂利や小石に落ちているゴミをかきだしながら掃くことができます。
ヤシの葉脈
ヤシの木から葉脈を取り出してホウキに加工します。ヤシの葉脈で作られたホウキは非常に丈夫でコシが強く、主に外用のホウキで使われます。
竹ホウキのようにかさばらず、細かいゴミも集められることから長年愛用しているかもいるようです。
ホウキの正しい使い方
ホウキを使うときは、狭い場所から広い場所に向かってゴミを集めていきます。
ホウキは勢いよく掃くとほこりが舞い上がってしまうため、ホウキの先を床から離さず、撫でるように掃いていきます。このとき床と水平に動かすことがポイントです。
ホウキは床の素材に合わせて使用することが大切です。畳を掃くときは、座敷ホウキを使用し畳の目にそって掃いていきます。フローリングを掃くときは、シュロホウキなどの穂先が柔らかな素材を選んで、撫でるように使用するとホコリが立ちません。
庭などで使用するときは、竹ホウキやヤシの葉脈ホウキなどコシが強いものを使うと砂利や落ち葉などを一気に掃くことができます。
ホウキは掃除機のように排気が出ることがないため、正しく使えばハウスダスト対策にも役に立ちます。
ホウキの収納方法
ホウキを収納するときは、穂先が地面に接地しないようにしなければいけません。穂先を接地させたまま保管すると、穂先が曲がってしまいホウキ本来の働きをしなくなるからです。
そこで、ボックスなどに逆さまに保管するか、フックなどを利用しぶら下げて保管するようにしてください。それでも穂先が曲がってしまった場合には、霧吹きなどで水をかけ乾燥させることで元に戻ることがあります。
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