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遺品整理でトラブルなく形見分けをするための注意点

投稿日:2024年5月3日 | 最終更新日:2024年5月3日

 

遺品整理は、故人の残した品(遺品)を整理すること指します。また、遺品整理を通して、気持ちの切り替えを行うといった精神的な部分も大きいです。その中で、形見分けを行うことも含まれます。

 

ただ、形見分けと言う言葉は聞いたことがあっても、実際にはどのようなものなのかを知る人は少ないです。形見分けが原因で、トラブルになるケースもあります。

 

そこでここでは、形見分けを行う際にトラブルにならないための方法について詳しく解説していきます。

 

形見とは何を指すもの?

それではまず、形見とは何を指すものでしょうか。形見とは、故人が生前に使用していた品の中で、特に故人を思い出すことができる心のよりどころになる品を指します。

 

私がサラリーマンとして勤めていた頃、故人が普段愛用していたメガネを「形見としてもらった」とおっしゃる方は多かったです。また、そのメガネを再利用して、ご自身で使われていた方もいらっしゃいました。

 

このように、故人が普段愛用していた品を形見としてもらう方は多いようです。

 

なぜ形見分けをするの?

一般的な形見分けとは、故人が愛用していた品を親族で分配するものです。また、故人と特に親交の深かった人にも形見分けを行うことができます。

 

なぜこのようなことをするのかというと、故人の愛用の品を手元に置くことで、「いつまでも忘れないようにしよう」という思いの表れから行われてきました。

 

ただ、形見分けは単なる慣習であり、必ず行わなければならないわけではありません。しかし、遺言状で物品の行方を指示されている場合は、遺産相続の対象になるので注意が必要です。

 

形見分けはいつまでにしないといけないの?

故人の冥福を祈り喪に服す期間を、「忌中(きちゅう)」と言います。そして、この忌中を終える日を「忌明け(きあけ)」と呼び、この忌明けの法要が終わってから形見分けを行うのが一般的です。

 

忌明けの時期は、仏式では49日、神式では50日とされています。しかし、実際の遺品整理の現場では、賃貸の引渡しなどの理由から、直ちに遺品整理と形見分けを行われるケースもあります。

 

また、形見分けは勝手に行ってはいけません。資産価値のある遺品(美術品、貴金属、着物など)を勝手に形見分けしてしまうと相続の際にトラブルになります。

 

まずは法定相続人全員の同意を得たうえで形見分けを行ってください。

 

形見分けのマナー

形見分けにはマナーがあります。ときにはトラブルの原因になることがあるので、形見分けの知識を持つことは、とても重要なことだと言えます。

 

包装をしない

形見を渡すことはプレゼントを渡すこととは異なります。そのため、丁寧に包装することは、かえって失礼に当たります。形見分けを行う場合は、包装などはせず直接お渡しするか、気になるようであれば半紙に軽く包んでお渡しすると良いでしょう。

 

目上の人に贈らない

立場上、故人より目上の方には形見を贈らないのが形見分けのマナーです。ただし、目上の方でも、その人から形見分けの希望がある場合は問題ありません。

 

高額な品を贈る

高額なものを形見分けしてしまうと、贈与税がかかってしまい、かえって相手の迷惑になる可能性があります。

 

形見分けにはどのようなものを贈るとよいか

形見分けは、何を贈るのか決まったものはありません。ただ、相手の性別、年齢、趣向などを考慮して贈ることが望ましいです。

 

贈った相手が喜ぶものを選ぶ

形見分けを行うときは、贈った相手から喜んでもらえるものを選ぶことが大切です。したがって、全く趣味の合わないものや傷んでいるものなどは、贈られたほうにとっては迷惑になる可能性があるものは選ばないようにしてください。また、贈る際には丁寧に掃除をして贈ることもマナーの一つです。

 

負担にならないものを選ぶ

高価すぎるものは、相手の負担になる可能性があります。また、大きなものや保管が難しいものは、形見分けには不適切である場合が多いです。

 

故人との思い出深いものを選ぶ

故人との思い出が詰まった品や、特に大切にしていたものを選ぶと良いでしょう。

 

形見分けのトラブルを回避するには

遺品整理の現場で耳にすることがありますが、「形見をどの範囲まで送ればよいのかわからない」というものがあります。一般的には、親近者や特に親しかった友人に贈るとされていますが、実際のところ遺族の方にはわからないケースがあります。

 

また、名前や顔は知っていても、連絡先がわからなければ形見分けをすることができません。このようなことから、後々「なぜ私には形見分けをしてくれなかったのか」と、トラブルになる可能性があるのです。

 

このようなトラブルを回避するには、遺言書やエンディングノートに遺品の行方や連絡先を明記しておくことが大切です。そのためには、本人が生きているうちから行う生前整理が重要になってきます。

 

ここまで、形見分けに関するマナーやその方法を解説してきました。形見分けを行う際には、上記のことに注意することでトラブルになることなく形見分けができます。

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