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遺品整理で故人が育てていた観葉植物・盆栽・花はどうすればいい?

投稿日:2024年5月31日 | 最終更新日:2024年5月31日

 

 

遺品整理で植物の整理には悩む方が多いですよね。特に個人が趣味で育てていた場合、植物・鉢植え・プランター・土・肥料・お手入れグッズであふれていることも珍しくありません。

 

この記事では大切な観葉植物や盆栽の正しい整理方法を詳しく紹介します。育てる、譲る、処分する、すべての方法をわかりやすく説明します。

 

 

観葉植物・盆栽・花を自分で育てる

遺品整理ででてきた植物を自分で育ててみるのはいかがでしょうか。観葉植物や盆栽、花を自分で育てるのは、心の癒しやインテリアのアクセントになるだけでなく、自然との触れ合いや園芸の楽しみもみつかるかもしれません。

 

ただ譲り受ける形になるので、いくつか確認ポイントがあります。ここでは、育成状態の確認、鉢植えやプランターの確認、植物に応じた育て方を学ぶ手順を詳しく説明します。

 

育成状態の確認

まずは、育てている観葉植物や盆栽、花の現在の状態を確認することが重要です。以下の点に注意してチェックしましょう。

 

  • 葉の色と形:葉が鮮やかな緑色であれば健康ですが、黄ばんだり枯れている場合処分したほうが良いでしょう。
  • 茎の状態:茎がしっかりとしているか、枯れかけていないかを確認します。
  • 土の乾燥具合:指を土に差し込んで湿り気を確認します。乾燥しすぎても、湿りすぎても植物には良くありません。

 

譲り受ける植物はすでに弱っていることも多く、健康なものを選びたいです。水やりなどできておらず枯れかけているものは処分したほうが良いでしょう。

 

鉢植えやプランターの確認

次に、植物を育てている鉢植えやプランターも点検します。ヒビがある、劣化しているものは植え替えが必要になります。

 

大きさや重量も確認しておきましょう。鉢植えの中には非常に重量のあるものもあります。土や植物本体も入っているため、大きなものだと総重量はかなりのものになります。運び出しや運搬のことも考えて総合的に判断してください。

 

植物に応じた育て方を学ぶ

自分で育てる場合それぞれの植物に応じた適切な育て方をしっかりと学ぶことも大切です。植物によって必要な光、水、肥料の量や頻度が異なります。

 

  • 日照条件:観葉植物は明るい場所を好むものが多いですが、直射日光を避けた方が良い植物もあります。植物の種類に合わせて適切な日照条件を提供しましょう。
  • 水やりの頻度:一般的には、土の表面が乾いたら水をやるのが基本ですが、植物の種類や季節によっても違いがあります。例えば、多肉植物は乾燥を好み、頻繁な水やりは不要です。
  • 肥料の選び方と与え方:定期的に適切な肥料を与えることで、植物は健康に成長します。観葉植物用、花用など、目的に合った肥料を使用しましょう。時期や量についても注意が必要です。

 

植物は生き物ですので自分で育てるなら大切に育ててあげてください。

 

 

観葉植物・盆栽・花を売る、譲る

 

遺品の植物が不要なら「売る」または「譲る」方法もあります。以下では、フリマアプリ、ジモティーを活用した売り方や譲り方、そして知人に譲る方法について詳しく解説します。

 

フリマアプリで売る

フリマアプリを活用することで、植物を必要とする新しい相手に渡すことができます。代表的なフリマアプリにはメルカリやラクマがあります。これらのアプリで観葉植物や盆栽、花を売る際のポイントを紹介します。

 

  • 【写真のクオリティ】見栄えの良い写真を撮ることが最も重要。植物の全体像、花のアップ、鉢の状態などを複数の角度から撮影します。
  • 【説明文】植物の種類、現在の状況などを詳しく記載します。
  • 【価格設定】他の出品者の価格を参考にして、現実的な価格を設定します。特に希少品や状態が非常に良いものは、それに見合った価格を付けることも可能です。
  • 【梱包・配送方法】植物はデリケートなので、梱包は丁寧に行いましょう。梱包材でしっかり守り、配送中の振動や衝撃に耐えられるよう準備します。「配送方法」は落札者と相談し、適切な方法を選びましょう。

 

ジモティーで譲る相手を探す

ジモティーは地域ごとに出品や譲渡ができるため非常に便利です。近隣なら相手に直接手渡しできるため、配送の手間を省けます。場合によっては取りに来てもらうこともでき利用価値は高いです。以下にジモティーを使う際のポイントを挙げます。

 

  • 【地域の選定】自分の住む地域や、その周辺の県や市を選んで投稿することで、多くの地元の方に見てもらえます。
  • 【詳細な情報】わかりやすい写真で現状どうなっているのか、詳細な情報を記載することで、興味を持ってもらいやすくなります。
  • 【無料か有料か】ジモティーは無料で譲ることが一般的ですが、有料で出品することも可能です。
  • 【連絡方法】連絡先を取引相手と詳細に決め、相手とのやりとりを円滑にするための連絡方法を整備しましょう。
  • 【お互いの都合】訪問する時間や場所について、事前に細かく打ち合わせして、スムーズな取引を心掛けます。

 

知人に譲る

最も安心できる方法の一つが、信頼できる知人に観葉植物や盆栽、花を譲ることです。以下のステップを参考にしてみてください。

 

  • 【候補を選定】家族や友人、職場の同僚など、植物を大切にしてくれそうな人を候補に選びます。場合によってはSNSやメールなどで募集してみても良いでしょう。
  • 【現状の説明】譲る相手に対して、遺品であること、現在どのような状態なのか、何があるのか、数量など正直に伝えておきましょう。
  • 【譲渡のタイミングと場所】お互いのスケジュールを調整して直接会うことができるタイミングと場所を決めます。そのときに実際に植物の現状や健康状態も確認してもらうと良いでしょう。
  • 【感謝の言葉】譲ってくれる相手に対して感謝の意を伝えることも忘れずに。

 

観葉植物や盆栽、花の売却や譲渡にはいくつかの方法があります。それぞれの方法にはメリットと注意点があるため参考にしてください。

 

 

 

観葉植物・盆栽・花を処分する

 

引き取り手がなかったり、枯れてしまっていたりする場合は処分することになります。以下に処分の選択肢と土の処分の際の注意点をまとめています。

 

ゴミ袋で捨てる

最も手軽な方法としては、ゴミ袋で捨てることが挙げられます。しかし、注意点があります。まず、燃えるゴミとして捨てるか、不燃ごみとして分別するかは自治体によって異なりますので、必ず事前に確認しましょう。

 

大きな植物は切断してゴミ袋に入る大きさまで小さくします。ゴミ袋に口が縛れるくらいが目安です。

 

大きな鉢はゴミ袋に入らないため、割って細かくしてゴミ袋に入れます。新聞紙やダンボールに包んで作業員の方がけがしないよう配慮してください。

 

自治体によってはゴミ袋での回収はしておらず、粗大ごみでしか収集しない、専門の業者に依頼というルールを設けているところもあります。その地域のルールをしっかりと確認してください。

 

土の処分については後述しているのでご覧ください。

 

処分場に持ち込む

次に処分場に直接持ち込む方法です。この方法は、大きな鉢や大量の植物を処分する際に便利です。処分場には基本的に種類ごとに分別して持ち込む必要があります。

 

一般的な流れとしては、

 

 

  1. 予約する(不要なところは直接行く)
  2. 受付をする
  3. 計量
  4. ゴミを下す
  5. 再計量
  6. 支払い

 

 

となります。車は必須ですので車がない場合は別の手段を考えるか、レンタカーを利用するとよいでしょう。

 

自治体のホームページなどで処分場の所在地や、持ち込む方法、必要な料金を確認してから計画を立てましょう。

 

粗大ごみとして回収してもらう

観葉植物や盆栽が大きすぎて、通常のゴミ袋に入らない場合は、粗大ごみとして自治体に回収を依頼することもできます。

 

粗大ごみの回収は、所定の手続きが必要ですが、大きな鉢や樹木を一度に処分できるので便利です。粗大ごみシールを購入し、指定の場所に出すだけで回収してもらえます。

 

ほとんどの自治体では予約が必要です。また、粗大ごみの回収日が決まっていたり、受付から回収まで一週間かかるような自治体もあるため、事前に問い合わせて確認しておくと安心です。

 

業者に回収してもらう

さらに手軽なのが、専門の業者に回収を依頼する方法です。業者に依頼すると、自宅まで来てくれるので、大きな植物や重い盆栽も簡単に処分することができます。

 

料金はかかりますが、自分で運ぶ手間を省けるため、手軽に処分したい方にはおすすめです。多くの業者はインターネットや電話で依頼できるので、比較して選びましょう。

 

土の処分には注意が必要

最後に、観葉植物や盆栽を処分する際に忘れてはならないのが土の処分です。

 

土はゴミではないという認識の自治体が多く、家庭ごみとして捨てることができないケースがほとんどです。必ず自治体に問い合わせておきましょう。土の処分方法としては

 

  • 庭にまく
  • 回収可能な自治体ならゴミ袋で出す
  • 園芸ショップの引き取りサービスを利用する
  • 不用品回収業者を利用する

 

などが考えられます。

 

絶対にしてはならないのが敷地外に捨てること。山に捨てる、公園に捨てる、空き地に捨てるはすべて不法投棄になってしまします。

 

この場合【不法投棄の刑罰】5年以下の懲役、もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方が課せられます。

 

いずれにしてもまずは自治体に相談したうえで土の処分を考えましょう。

 

まとめ

遺品整理ででてきた観葉植物や盆栽、花を適切に処分するための方法は以上です。処分方法を選択することで、環境にも負担をかけずに手放すことができます。自分で育てるのか、譲るのか、処分するのかあなたの状況に応じて選んでください。

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