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遺品整理にお清めの塩は必要?塩はなにを使えばいい?

投稿日:2024年6月20日 | 最終更新日:2024年6月20日

 

遺品整理をするとき「お清めの塩を使うべきか」と悩むことが方がいらっしゃいます。また遺品整理でお清めの塩は本当に必要なのか、もし使うならどんな塩がいいのかという疑問もあります。

 

ここでは遺品整理とは何かから、お清めの塩の意味や歴史、使う際のポイントまでわかりやすく説明します。食塩と天然塩の違いもわかりますので、ぜひご覧ください。

 

遺品整理とお清めの塩の基本知識

これから遺品整理を始める方のために、遺品整理とはなんなのか、お清めの塩の由来や効果を解説しておきます。これを知ったうえでお清めの塩を使うのか判断していただくとよいでしょう。

 

遺品整理とは何か

遺品整理とは、故人が残した物品や家具、写真などの整理を行う作業を指します。これは単なる片付けではなく、故人との思い出を大切にしたり遺族の心の整理をする時間でもあります。遺品整理を行う際には、以下のような手順で行わることが一般的です。

 

  • 仕分け:故人の所有物を必要なもの、不必要なものに分けます。
  • 貴重品の確認:重要な書類や貴重品、お金などを確認します。
  • 思い出の品の保存:写真や手紙など、感情的に価値のある品物を保管します。
  • 処分:不要な物品を適切に処分するか、リサイクルします。

 

遺品整理は精神的にも肉体的にも疲れる作業ですが、故人への敬意を示す大切な作業とも言えます。どうしても自分たちでできないようなら専門の遺品整理業者に依頼することもできます。このような業者は、効率的かつ尊重の心を持って整理を手伝ってくれます。

 

お清めの塩の意味

遺品整理でも使用されることのある「お清めの塩」とは、神道や仏教のおいて使われる特別な塩のことです。

 

お清めの塩を使うことで、不浄を清め、場を清らかにする力を持つとされています。お清めの塩の歴史は古く、日本の神道文化に深く根付いています。

 

日本古来の信仰では、塩は清浄と浄化の力を持つとされており、神事や祭事には欠かせないものでした。具体的な使用例としては、以下のような場面があります。

 

  • 神社での儀式:神社の入り口やご神体の周りに塩が撒かれ、清めの儀式が行われます。
  • 仏教の葬儀:葬儀の後、参列者が自宅に戻る前に塩を体に振りかけることで不浄を払います。
  • 厄払い:悪い運気を払うために、家の周りや玄関に塩を撒く習慣があります。

 

このように、お清めの塩は古来より日本の宗教儀礼において重要な役割があります。遺品整理の際にも、不浄を浄化するために使用され、安心して作業を行うために使われることがあります。

 

 

 

お清めの塩を使うとき、使わないとき

では遺品整理においてお清めの塩は使うべきなのかについて解説していきます。結論から言いますと、「使っても使わなくてもよい」ということになります。

 

遺品整理の際に「なんとなく怖いな」「遺品を捨てて罰が当たらないかな」と心配なときは使用するとよいです。反対に良い思い出ばかりで浄化する必要がないと感じるのであれば使わなくても問題ありません。

 

ただなんとなくでも判断基準があると助かると思いますので以下の内容を参考にしていただくとよいでしょう。

 

お清めの塩を使うとよいケース

お清めの塩を使う際の基準は以下の通りです。

 

  • バチや祟りが怖い
  • 遺品を捨てるのが怖い
  • 部屋がなんとなく暗い印象を受ける
  • 部屋に入ると体が重たくなる
  • 人形やぬいぐるみを捨てるとき
  • 写真やアルバムを捨てるとき
  • 故人が部屋で亡くなっていた場合
  • 故人が特に大切していたものを処分するとき
  • 遺品を処分するときに悲しみや辛さがある

 

これを見るとわかりますが、あなたの直感で使用するのか決めていただいていいです。遺品を取り扱うことに不安がある場合や、遺品を処分する際に心配な場合は使用しましょう。

 

また、霊感のあるなしにかかわらず、部屋に暗い印象があったり、なんとなく体が重いなと感じる場合も使用するといいです。ただ過度に恐れる必要はありません。

 

お清めの塩の浄化力で場が清められるだけでなく、気持ちの面でも軽くなり遺品整理をスムーズに進めることができるようになります。

 

お清めの塩を使わないケース

お清めの塩を使わないケースもあります。

 

  • お清めの塩の効果を信じていない
  • そもそも気にしていない
  • 故人が成仏していると感じる
  • 前向きな気持ちで遺品整理に臨める
  • 部屋が明るい、清潔であると感じる
  • 無宗教である

 

こちらも感覚的に決めていただいて大丈夫です。

 

前向きな気持ちで行う遺品整理はお清めの塩を使わずとも気持ちよく作業ができます。家族と思い出話をしながら笑顔で遺品整理をすることも十分浄化につながります。

 

最近では無宗教の方も多く、何も気にせずに遺品整理を進めるケースも珍しくありません。それでもなにか問題が起きたというケースは聞いたことがありませんので安心して進めてください。

 

 

 

お清めの塩の種類と選び方

遺品整理で使う「お清めの塩」はどのようなものを使用すればいいのかについて解説しておきます。

 

塩にもさまざまな種類があり、どれを選べばよいのか迷うことも多いでしょう。ここでは、食塩と天然塩の違いを理解し、遺品整理に適した塩の選び方をご紹介します。

 

食塩と天然塩の違い

まず、塩には大きく分けて「食塩」と「天然塩」の二つがあります。それぞれの特徴と違いを見ていきましょう。

 

種類 特徴 メリット
食塩 人工的に生成された塩。純度が高く、添加物が含まれる場合がある。 安価で手に入りやすい。保存性が高い。
天然塩 自然環境で得られる塩。ミネラルを多く含む。 健康効果が高い。自然由来の風味と栄養。

 

食塩とは、基本的には塩化ナトリウムを主成分とするもので工場などで作られます。そのため、純度が高い反面、ミネラルなどの成分が少ないのが特徴です。

 

一方、天然塩は海水や岩塩を原料としており、自然のなかで作られるため多くのミネラルを含んでいます。健康効果が高く、風味も豊かです。

 

遺品整理に適した塩の選び方

では、実際に遺品整理を行う際にはどのような塩を選べばよいのでしょうか。

 

遺品整理は故人の物を整理し、家や心を清めるためのものです。そのため、浄化力が高い塩を選びたいところです。

 

おすすめはあら塩(天然塩)

 

あら塩は自然の力が凝縮されており浄化力が高いとされています。やはり人工物よりも自然のエネルギーが凝縮された塩を選びたいものです。

 

あら塩はコンビニやスーパーで気軽に購入できます。さらに効果の高い塩を使いたいなら神社で販売されている塩を購入してもよいでしょう。

 

浄化力の高い塩を使用して不安や恐怖心を浄化してください。

 

 

 

お清めの塩の使い方

 

これまで説明してきたように遺品整理でお清めの塩を使うことがあります。しかし、正しい使い方や注意点を知っておかなければ、かえって逆効果になる恐れも。ここでは、正しいお清めの塩の使い方と注意点について詳しく見ていきましょう。

 

部屋を浄化する際の使い方

部屋全体を浄化したい場合には「盛り塩」を行います。

 

盛り塩とは小皿に塩を円錐型に盛ることをさします。↑のようなものですね。ここまできれいに盛らなくとも、山形になっておけば大丈夫です。

 

盛り塩は空間の浄化の効果があり、邪気を払うとされています。正式には部屋の四隅に置くとよいとされていますが厳密に四隅に置かなくても、遺品整理の邪魔にならない場所に一つ置くだけでも効果はあります。

 

注意点としては遺品整理が長引く場合には1週間に一度は交換が必要な点です。盛り塩は邪気を払う効果とともに、邪気を吸収する効果もあります。

 

そのため邪気の溜まった盛り塩は廃棄し、新しい盛り塩を用意しましょう。

 

遺品を処分する際の使い方

次に遺品を処分する際のお清めの塩の使用方法です。

 

例えば故人が使用していた眼鏡を処分する際にはゴミ袋に入れた後、お清めの塩を一つまみ入れましょう。これだけで十分効果はあります。

 

同様に人形や思い出の品などを処分する際にも塩を一つまみ入れるとよいでしょう。

 

丁寧に取り扱いたいときは半紙に包んだ後、塩を一つまみ同封してテープで固定したうえでゴミ袋で処分していただくといいです。

 

 

 

まとめ

ここでは遺品整理における盛り塩の意味や使い方を解説してきました。

 

お清めの塩は場を浄化したり心の浄化の手助けをしてくれるアイテムとして利用していただくといいでしょう。

 

使用する塩は天然のあら塩がおすすめです。部屋全体を浄化する場合には盛り塩を置きます。遺品を浄化したいときにはゴミ袋に中に塩を一つまみ入れるだけで効果があります。

 

とはいえ、お清めの塩じたい使っても使わなくても問題ありません。

 

あなたの気持ちが落ち着くならぜひ使用してください。気にならないなら一切使わなくても大丈夫です。

 

この情報で遺品整理が気持ちよく進むことを願っています。

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