実績紹介


福岡市城南区|ゴミ屋敷の片付け(お医者様は忙しい!?)

福岡市城南区|ゴミ屋敷の片付け(お医者様は忙しい!?) After

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作業・施工内容

弊社を利用されるお客様で一番多い職業は看護師さんですが、医療系の職業の方は割合的に多いです。その中でも激務なのはお医者様。そのため部屋の片付けまで手が回らない、帰ってきても寝るだけというお医者様から依頼をいただきます。

 

今回もそんな忙しいお医者様からの依頼でした。いつも思いますが、お金持ちの方も庶民の方も、悩みは皆さん同じだな、っと改めて思った現場でした。(写真掲載の許可ありがとうございました)

 

ご相談内容

「以前住んでいた部屋を空っぽにしてほしいのですが、ゴミ屋敷みたいになっているのでお見積りをお願いしたいです」

 

「ずっと放置していたのですが、定年をいいタイミングだと捉えて、キレイにして売りに出そうと思っています」

 

「申し訳ないですけどお願いします」

 

このようにお電話をいただいたのは60代の男性からでした。とても落ち着いた声でしたが、どこか後ろめたさを感じておられるような、そんなお問い合わせでした。

 

もちろんお見積りは大丈夫ですし、「予算が合わないようなら遠慮なくお断りください」とお伝えし、ご希望の日時にお伺いすることになりました。

 

お見積り

ついた現場は明らかにファミリータイプのマンション。エントランスも広く、駅にも近いなんとも羨ましい現場でした。

 

少し早くついたので車で待機していると依頼主様が到着。雰囲気の柔らかな男性ですが、やはりどこか緊張されています。ご相談いただく皆さん、汚してしまった部屋を見られることに抵抗があります。これは仕方のないことですが、責任感があるからこそそう感じてしまうものなんです。弊社ではそんな気持ちを理解した上で誠実に対応いたします。

 

話を戻します。部屋は9階。部屋の前まで来ると、鍵を開けながら「かなり荒れています」「どうぞ」と依頼主様と一緒に中へ。部屋は以下の写真のような状態でした。

 

最初に案内された部屋は物置代わりの部屋でした。古いPC、テレビが鎮座しています。クローゼット中には医療書が山のように積み上げられていました。

 

 

次の部屋も本だらけ。こちらも医療書の山。この時点でお医者様なんだとわかりました。

 

洗面所とお風呂です。空のシャンプー、衣類が散乱。床には何かがこぼれており変色しています。

 

 

廊下にも洗剤の空き容器が散乱。ペットボトルも中身が入ったまま転がっていました。

 

 

ちなみに依頼主さまは玄関で待っておられ、一人で各部屋を確認しています。↓の写真はキッチンですが、何がなんだかわかりませんよね。キッチンの床いっぱいにリプトンのティーバッグとスティックシュガーが積み上げられています。

 

 

次に向かったのが和室です。こちらは寝室になっています。白い壁はすべてティッシュ。あとから聞いたところ鼻が悪くティッシュは欠かせなかったとのこと。

 

 

一番ゴミが多かったのがリビングです。太ももから胸のあたりまでゴミが堆積しています。ゴミの下にはどうやら家具が埋まってそうです。この部屋は十数年分の新聞、チラシ、会報が積み上げられていました。

 

 

ここもリビングの一角。

 

 

そして最後の部屋。こちらは比較的マシですね。様々な書類があり、ここでお仕事をされていたようです。

 

 

↓はリビングからキッチンを撮影したもの。

 

 

ご覧いただくとわかりますが、相当なゴミの量です。すべての確認を終え、依頼主さまの元へ。「ひどいですよね」と苦笑いされていました。弊社から全く問題ないことと、正式なお見積を提示すると、「はい、それで大丈夫です。お願いします」とすぐにご契約となりました。

 

状態が状態ですので、決して安いとは言えないお見積りでした。あまりにも即答だったので、「焦らずじっくりお考えいただいてもいいですよ」とお伝えしましたが、「忙しさを理由にこんなふうにしてしまったんで、責任を取るつもりで、はじめからお願いしようと思っていました」とのこと。

 

弊社をそこまで信頼していただけたからには、その期待以上に頑張らなければいけません。ちなみに依頼主様の希望は次のとおりです。

 

・必要なものなし!全撤去

・貴重品だけ残してほしい

・全部おまかせします

 

これ以上ないほど明確なご希望です。放置していた期間が長く、必要なものは今の部屋に移動させているとのことでこのようなご希望となりました。

 

作業内容

それでは実際の作業内容です。十年ほど放置されていた部屋はやはり埃がすごいです。特に寝室のティッシュの壁は風化しており、片付けの最中とんでもない量のホコリを撒き散らしていました。(↓写真では分かりづらいですが作業着が白くなるほどでした)

 

 

片付けをしていると以前住まわれていたときにどんな生活をされていたのか、なんとなくわかってしまうものです。この現場から感じたものは、「ひたすら人生を仕事に捧げてきた男性像」です。

 

とにかく遊びに繋がるものがありません。普通は趣味のものが出てきたりするものですが、本当に何一つ出てこないのです。テレビや冷蔵庫などの生活必需品のみ(あとはゴミ)。ほんとうの意味で寝るために帰って来る部屋という印象を受けました。

 

ただ、患者さんからの手紙をしっかりと保管されているあたり、優しいお医者様だったんだろうなと感じます。そんなふうに勝手に想像しながらも作業は進んでいきます。

 

 

リビングの山がなくなったのは作業開始から3日目のお昼頃です。床がしっかり見えてくると少し安心します。

 

 

大量の本をまとめたところ。これらはリサイクルするため専門業者に持ち込みます。

 

 

一番奥の部屋を担当していた女性スタッフ。紙ゴミが多いことで「腕が上がらんくなってきた!」とお疲れの様子。でも最後まで頑張ってもらいました。

 

 

貴重品も出てきます。現金は殆どありませんでしたが、商品券はたくさん発見できました。もちろんまとめて返却します。

 

 

作業終盤。最後の最後まで紙ゴミとの戦いでした。とにかく重い!たぶん本の中で医療書が一番重たいと思います。なんていうんでしょう??あのぎっちり詰まった感じ。バーベルのプレートを持つ感じです。ここでもおばちゃんに頑張ってもらいました。

 

 

最後にお掃除です。一部屋一部屋丁寧に掃除していきます。

 

 

作業完了の様子です。

 

 

 

 

 

 

 

↓は貴重品や印鑑、鍵などをまとめたところ。引き渡しの際にお返しします。

 

 

作業完了後すぐに確認していただきました。確認中、依頼主様の頬が緩んでいるのがよくわかりました。口数が少ない方でしたが、とても喜んでいただけたようです。実は依頼主様の笑顔を見るのはこのときが初めて。

 

このように笑顔で喜んでいただける姿を見るのが、私の最大の喜びだったります。頑張ったかいがあるというものです。最後に御礼の言葉をいただき、城南区の現場を後にしたのでした。

 

あなたもゴミ屋敷状態でお悩みではないでしょうか?依頼をする・しない関係なく、一度相談してみてください。言葉や文字にして悩みを打ち明けてみると、驚くほど気持ちが楽になります。相談だけでも構いません。お待ちしております。

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