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部屋がゴミ屋敷で管理会社から苦情が入った!解決方法は?

 

「管理会社から部屋の様子について聞きたいことがあるといわれました」

 

この時のお客様は、「部屋がゴミ屋敷で害虫もでているので見せることができない。早急に何とかできませんか」と非常に慌てた様子で電話をいただきました。

 

実はこのようにゴミ屋敷状態でいると近隣住人から不審に思われ、管理会社から問い合わせがくることがあります。

 

もしあなたがそのような状況ならこちらの記事はお役にたてるはずです。どうぞご覧ください。

 

ゴミ屋敷で苦情がはいるのは誰から?

 

まず誰からの苦情か気になるところだと思います。

 

近隣住人

ほとんどの場合は近隣住人です。一軒家の場合は直接クレームが入ります。

 

ゴミ屋敷があって困るのはやはり近くに住んでいる人ですよね。自宅に影響がないか、虫が大量発生していないか不安になるかも多いと思います。

 

一軒家を片付けた時は、近隣の方にこれまでの不満をぶちまけられたこともありました。

 

その家がトイレが壊れており、尿をペットボトルにためてありました。その尿を庭にため込んでいたため、見ただけで気持ち悪くなっていたとのことでした。

 

また、その尿をたまに流していたらしく、尿の匂いに悩まされていたとのこと。さすがにこれは気の毒で、苦情を言いたくなるのは仕方のないことだと思った次第でした。

 

大家・管理会社

賃貸物件の場合は大家や管理会社に苦情が入ります。

 

直接苦情を言うのは近隣のトラブルを避けるためにも我慢をしている方も多いでしょう。

 

しかし耐えきれなくなった場合はマンションやアパートの場合は管理会社へ苦情を入れます。苦情を聞いたからには対応しなくてはなりません。

 

まず張り紙や電話などで注意喚起。冒頭のお客様はこのときの電話で慌てておられたのです。

 

これをさらに無視していたり、水漏れが発覚したりすると、何度も電話をもらうことになりかねません。場合によっては管理会社立会いのもと内部の確認をお願いされることもあります。

 

管理会社は建物の安全を守るために、住人の不満を取り除くためにそのような判断を下すこともあり得るのです。

 

警察に通報されるようなことはあるの?

 

ゴミ屋敷で困っている近隣住人から警察に通報されることはあるのでしょうか? もし警察が訪ねてきたらと思うと恐ろしいですよね。

 

可能性としてはあります。

 

ただし警察が介入するケースは

 

  • 道路交通法違反→敷地内からはみ出るほどゴミがたまっているいるケース
  • 動物愛護法違反→適切な動物の飼育ができていないと判断されるケース

 

など法律に触れるゴミ屋敷のみ。

 

動物愛護法違反で逮捕されているニュースはたまにありますよね。このケースでは劣悪な環境で飼育されている動物はちろんのこと、放置された糞尿の悪臭で近隣住人が被害にあっています。

 

ただ、マンションの自室をゴミ屋敷にしていたからと言って警察は介入できません。民事不介入の原則に従い法律違反ではない限り通報を受けても対応することができないのです。

 

なぜゴミ屋敷だとばれたのか?

 

そもそもなぜゴミ屋敷だとバレたのでしょうか?いくつか事例と合わせて紹介します。

 

ゴミ屋敷が放つ悪臭

上でも触れましたがもっともわかりやすいのは部屋からでてくる悪臭でしょう。

 

ひどいところになると玄関は締め切っているはずなのに臭いが通路まで漂っています。

 

ここまでの悪臭になると部屋の中で生ごみが腐敗していたり、ペットの糞尿が放置されていたりする場合が多いです。

 

私が経験した中では10年近く猫の糞尿を放置していた部屋がひどい悪臭でした。玄関付近はもちろん、風向きによってはその階すべて猫の糞尿の匂いが漂っていました。

 

近隣住人の方も相当不満がたまっていたのでしょう。片付けをしているとこちらを睨みつけるように様子をうかがってあったのが印象的でした。このレベルになると警察は動くかもしれないと思った現場です。

 

これが良くないことにゴミ屋敷住人はその匂いに慣れてしまっていて気が付いてないのです。もしかするとあなたも気が付いてないだけで、悪臭が漏れ出ていたのかもしれません。

 

害虫・害獣が発生し近隣住人が疑問に思っている

害虫・害獣が発生しているからバレたのかもしれません。

 

近隣住人からすると自宅はキレイにしているはずなのに頻繁にゴキブリが出ることに疑問を感じていらっしゃるかもしれません。

 

片づけている最中に近隣住人の話を聞いたことがあります。そこではゴキブリがどこから侵入してきているかわからないと近隣住人たちの間で話題に上がっていたそうで、もしかするとあそこ怪しいよね、と話すこともあったそうです。

 

そういう方たちがゴキブリにたまりかねて、管理会社にあそこの部屋を調べてくれと苦情が入った可能性もあります。

 

実際に管理会社に通報した方とも話をしたことがあります。その部屋は何年も前からマンション内で話題に上がるほど有名なゴミ屋敷。

 

何度も部屋を訪問して直接苦情を入れていたそうだが一向に片づけてくれない。なので管理会社に報告したとおっしゃっていました。

 

管理会社としても何度も訪問して片付けをお願いしたが対応してくれないため、その保証人である親戚のところに連絡がいったそうです。

 

クレームを言われる側もつらいですが、近隣住人もつらい思いをしているかもしれないですよね。

 

いつも部屋からゴミを踏みしめる音が聞こえてくる

床が見えないほどゴミがたまっていると、常にゴミを踏みしめて生活しなければいけません。

 

そうなるとビニール袋がガサガサいったり、ペットボトルを踏みしめてベコベコ音鳴らしてしまいます

 

玄関を閉めていると聞こえてないと思うかもしれませんがほぼ丸聞こえです。見積もりなどでお伺いした場合、その音で家主がカギを開けに来てくれたことがわかるんです。

 

お隣はもちろん、階下の住人にも怪しいと思われているかもしれません。

 

玄関を開けたところを見られた

玄関のドアを開けたらゴミの壁ができているほど大量のゴミをため込んでいる方もいるでしょう。

 

ここまでになると本人様も人がいないタイミングを見計らって出入りをされています。

 

しかし入るときは確認できても出るときの確認は難しいものです。タイミング悪く玄関のゴミを見られてしまった可能性もあります。

 

玄関までゴミが堆積していると片付けをしているときにとても気を使います。やはりお客様にとってはバレたくないのが心情です。その気持ちを考えると扉閉めたまま片づけたり、ドアが開く音がすると閉めて見えないようにしています。

 

窓から見えるほどゴミがたまっていた

つい先日、まさにこの状態で管理会社から連絡を受けた方の片づけを行ってきました。

 

この方は部屋はもちろんのこと、風呂場にも天井までゴミをためてあったため、高い位置にある風呂場の窓からゴミが見える状態でした。

 

この時も片づけているときに階下の住人が来られて不満をあらわにされていました。「ちょっと一緒に見てくれ!」と駐車場まで降りていき一緒に上を見るとゴミが丸見え。

 

「ね!ひどいでしょ!もう一度管理会社に電話してくる!あの野郎!」と少々感情的になられており、通報を受けた管理会社の方が確認しに来る事態に。

 

「2日程度で片付くので安心してください」と伝え帰ってもらいましたが、このくらい怒っている住人もいるかもしれないことを頭の隅にでも置いておいてください。

 

お隣さんにベランダを見られた

ベランダが汚いとまずお隣さんにはバレていると考えたほうがいいです。

 

覗くつもりはなくてもちらりと大量のゴミが見えてしまことがあります。仕切りに隙間があるや臭いで気にされている方もいらっしゃるはずです。

 

ベランダのゴミに害虫が発生していた場合はお隣さんにも間違いなく侵入しています。そうなると「もしかすると」と不安になり通報をされているかもしれません。

 

何年ものあいだ消防設備の点検を断っていた

こちらはゴミ屋敷がばれて通報されるわけではありませんが、消防点検はマンションやアパートにお住まいの方なら避けては通れないイベントです。

 

消防点検自体は断ることは可能なのです。ただ何年もの間あいだ断り続けると安全上の理由から室内チェックの電話が来ることがあります。

 

これは管理会社の方針や自治体によっても変わるので一概には言えません。しかし自分や近隣住人の安全のためにも、片付けをして快く消防点検は受けておくべきだと思います。

 

部屋がゴミ屋敷なのに消防点検の案内が来た!助けて!

 

水漏れが発覚した

こちらもバレているわけではありませんが、階下の住人から水漏れの可能性を指摘されて管理会社が動くケースです。

 

ゴミ屋敷だから見せたくないとはいえ、すでに実害が出ている可能性がある場合は管理会社も早急な対応をしなければなりません。

 

さすがに水漏れを無視するわけにもいかないと思いますでの迅速な対応が必要となります。

 

ゴミ屋敷がばれたらどうすればいい?相談できるところは?

 

では近隣住人や管理会社から指摘を受けた場合はどうすればよいでしょうか?

 

自力で片づける

最初の選択肢は自分で片づける方法です。

 

相談するのも恥ずかしい方もいらっしゃると思いますし、なにより最低限の出費で済みます。

 

ただし、ゴミの量にもよりますが、ゴミ屋敷を片付けるのは相当な労力が必要なことは覚悟して臨んでください

 

まず大量のゴミを片付けるという経験がないと思いますので時間は多めに見積もっておきましょう。とくに管理会社の立ち合いが決まっている場合は余裕を持った期日を設定しておきます。

 

そして地域の分別ルール、古紙の回収場所、処分場の利用方法など、ゴミを捨てるために必要な情報を踏まえたうえで片付けを始めると効率的です。

 

一人で難しいと判断したのなら親族や友人の手を借りることも必要です。

 

ゴミ屋敷の片付けに必要なものは根気とあきらめない気持ちです。精神論ですが本当に重要です。最後まであきらめずに頑張ってください。

 

管理会社に相談する

自力では難しそうなら管理会社に正直に話して解決策を提案していただくのもよいでしょう。

 

基本的にご自身で何とかして下さいと言われますが、管理会社によっては提携する業者を紹介してくれることもあります。

 

恥ずかしいかもしれませんが理由さえ伝えておけば猶予をいただけると思いますので、その期間中に提携業者に相談したり、そのほかの業者などを探してみましょう。

 

自治体に相談する

自治体によってはゴミ屋敷の相談に乗ってくれるところもあります。怪我や病気でゴミ屋敷になってしまった場合は片付けにかかる費用を補助や免除してくれる自治体もあるそうです。

 

そのほか業者を紹介してくれるケースもあります。ただし紹介してくれた業者が、そもそもゴミ屋敷には対応していない場合もあります。自治体の職員さんもどこまで対応しているか把握していないことも多いのです。

 

また、紹介してくれる業者はゴミ屋敷の片づけを専門にしているところは少なく、本業の合間に対応してくれるところが多いようです。

 

ですので対応までに時間がかかることもしばいしば。実際に問い合わせたことがありますが、見積だけでも2週間後でないと対応できないなど驚くほど時間がかかるケースもあります。

 

自分で業者を探すのが苦手であれば自治体に相談するのもありかと思われます。

 

ゴミ屋敷に対応した業者に相談する

もっとも確実なのがゴミ屋敷片付けに対応した業者に依頼することです。

 

自力以外の解決策はすべてお金がかかります。それならすぐに対応してくれる専門業者のほうが早く悩みが解決されます。

 

すでに苦情が入っているのならなおさらスピードを重視して解決したほうが良いでしょう。

 

以上の解決策の中から現実的と思える方法を選んで実行していきましょう。

 

まとめ

管理会社から電話があると冷や汗が出ますよね。中には管理会社からの電話だと気づいて手が震えたたいう方もいらっしゃいました。完全無視を決め込んでいたという方も。

 

でもゴミ屋敷問題を放置するわけにはいきません。いつかは何とかしないといけない問題です。

 

おそらくそれが今なのでしょう。

 

こちらの記事があなたのお役に立てたのなら幸いです。

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