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【福岡】片付けで刀剣が出てきたときの対処法|処分できるの?銃刀法違反?

投稿日:2024年4月17日 | 最終更新日:2024年4月19日

そう多くはありませんが、遺品整理などでは刀剣類が発見されることがあります。刀剣類は美術品としてコレクターの方に愛されてる半面、凶器として側面もあるため見つけたときは皆さん驚かれます。しかし適切な対応をしておけば大丈夫です。

 

刀剣類が実家にある理由は、故人が趣味で所有していた、誰かから預かっていたなど理由は様々です。今後あなたが所有、もしくは売却される場合は届け出を出す必要があります。まずはざっくりと流れを確認してください。

 

 

詳しく見ていきましょう。

 

まずは銃砲刀剣類登録証があるのか確認

正式に管理されていた刀剣類には必ず「銃砲刀剣類登録証」があります。

 

(出典:愛知県教育委員会)

 

銃砲刀剣類登録証とは、「この刀は凶器ではなく美術品です」と都道府県の教育委員会が認めた証書です。これを交付された刀剣類のみ一般の方の所持が認められている大切な書類です。名前からわかるように刀剣類以外にも銃火器に対しても必要です。

 

この銃砲刀剣類登録証がないとどうなるのか? あなたも一度は聞いたことがある「銃刀法違反」の罪に問われ、刑罰が科せられることになるのです。したがってまずは銃砲刀剣類登録証見つけましょう。ちなみに「鑑定書」ではありませんのでご注意ください。

 

刀剣と登録証がある場合

刀剣、登録証がある場合は所有者の変更届を出し、今現在誰が管理しているのかを都道府県の教育委員会に届け出ます。

 

(出典:福岡県ホームページより)

 

福岡の方であれば福岡県のホームページ(所有者変更、住所変更や保管委託の手続きのご案内)より書式をダウンロードできます。

 

ここまで行っておけばこの刀剣はれっきとした美術品となり、そのまま保管することも、誰かに譲渡することも、売却することも可能となります。

 

銃砲刀剣類登録証が見つからない場合は?

では登録証が見つからない場合はどうなるのでしょうか? これについては所轄の警察署に「刀剣類発見届」を提出するだけで大丈夫です。

 

(出典:警視庁)

 

所轄の警察署に持っていき、刀剣類発見届を提出しましょう。ここで注意していただきたいのが、警察署に行く前に「今から刀剣を持っていく」ことを連絡しておくことです。警察署に到着する前に職務質問などで見つかった場合、銃刀法違反の可能性が極めて高くなります。「今から届けに行くところだった」と言っても信じてもらえないでしょう。

 

無事警察署で発見届を提出すれば一時的な所持が認められています。その後、希望をすれば銃砲刀剣類登録証に登録するための審査が行われ、無事通過すれば正式に所有が認められるという流れになります。

 

刀剣の処分はどうする?

見つけた刀剣が不要な場合はどうしたいいでしょうか。

 

ゴミとして捨てる?

粗大ごみでだす?

処分場に持ち込む?

 

実は刀剣は市区町村ではゴミとして受け入れていません。もちろん福岡県でもです。したがって刀剣類をご自身で捨てることはできないのです。

 

たとえ刃引き(刃をつぶした刀剣)の刀剣であっても玉鋼(たまはがね)や鉄でつくられた刀剣はれっきとした刃物とみなされます。

 

不要な場合は警察署で処分してもらいましょう。

 

先ほどお伝えしたように警察署に発見したことを連絡し、所轄の警察署に持っていきます。不要な旨を伝えればそのまま引き取り処分してもらえます。料金はかかりません。

 

模造刀はゴミとして処分できる

今ではコスプレイヤーや刀剣女子たちに人気の模造刀。以前よりお持ちの方も増えてきていると思います。こちらの処分の方法もお伝えしておきましょう。

模造刀に使用されている亜鉛合金やジュラルミンなどのアルミ合金で作られた模造刀においては通常の不燃物として処分が可能です。ただ、福岡においてはゴミ袋からはみ出す長さですので粗大ごみ扱いになります。

粗大ごみはご自身で処分場に持ち込むか、戸別回収を依頼して引き取ってもらいます。いずれも事前予約が必要ですのでごみの自己搬入について粗大ごみの出し方を参考に処分をしてください。

 

刀剣の買取も考慮しよう

ここまでは取り扱いや処分の方法を解説してきましたが、もっともおすすめなのは刀剣を買取してもらうこと。

 

所有者の変更を済ませておけば処分することは売却することもできます。

 

錆や劣化があったとしてももともとが高価なものですのでいくらかの査定額はつくはずです。

 

もちろん保存状態もよく。名物、業物であれば数十万、数百万の値が付くこともあります。

 

まとめ

 

 

 

銃砲刀剣類登録証があれば地域の教育委員会に変更届を出します。銃砲刀剣類登録証がなければ警察署に連絡し、発見届を提出します。不要であればそのまま警察署に処分してもらいましょう。

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