汚部屋女子の片づけ大公開! 実際の7例をダイジェストで紹介!
投稿日:2021年2月3日 | 最終更新日:2021年9月5日
弊社はゴミ屋敷・汚部屋といった特殊なお片付けに特化している業者です。弊社をご利用いただくお客様の約8割は女性のお客様です。月によっては100%女性のお客様というのも珍しくありません。(女性のお客様に信頼を頂けているのがうれしく思います)
お問い合わせの際、女性のお客様が気にされるのが「私みたいなひどい状況の人っていないですよね?」という内容です。皆さん自己嫌悪に陥っていらっしゃいます。しかし、片付けられないというのは特別なことではありませんし、多くの方が同じように悩んでおられます。
そこで、これまでの実績の中から、いわゆる汚部屋女子「だった」方の部屋を紹介したいと思います。この記事を見たことで少しでも問題解決に前向きになっていただけたら嬉しいです。(写真の掲載許可をいただいている方のみ紹介しています)
男性版はこちら → ゴミ屋敷に悩む男性の片づけ大公開!ビフォー・アフターすべて見せます!
Table of Contents
1,現実逃避してしまいました
この方は自室を汚部屋にしたことに対して自己嫌悪、それを業者とはいえ他人に片付けてもらうことに大変抵抗を持たれていました。その時いただいたメールが以下のものです。
このメールを頂いた後、逃げているとは言えないこと、弊社で対応できることをお伝えしたものの、2ヶ月ほど音沙汰がない状態でした。しかし次にいただいたメールでは、現実逃避をしつつも前を向いて問題解決に踏み切る決意をされたのでした。(メーラーが違うためフォントが変わっています)
まずはお見積りです。このとき恥ずかしくて会いたくないとのことで、事前に鍵を開けていただき、私一人で部屋を確認。まずは玄関です。↓チラシが散らばっているものの、床が見えている時点で簡単なレベルの現場であることがわかります。
↓次にリビング。女性の一人暮らしですので服、ファーストフードのゴミ、ペットボトルが多いようです。
ただ、全体的にきれいなゴミ(乾いたゴミ)が多く、写真ではゴミだらけに見えるかもしれませんが(事実ゴミだらけですが)比較的かんたんな部類に入ります。
以上のことから問題なく対応できることと料金をお伝えしたところ、連絡は途絶えてしまったのでした。料金にご納得いただけなかったのだな、と諦めていまいた。しかし1ヶ月後正式な依頼をいただき、作業に入ることになりました。
今回は探すものが多い現場でした。仕事関連の書類、お気に入りのぬいぐるみ、液晶テレビ、貴重品、ハンコなどなどこれらを捜索しながら作業を進めていきます。ちなみにこの捜索。弊社が最も得意とするところです。もちろん100%ではありませんが、ほとんどの探しものは見つけることができます。それに宝探しみたいで楽しいのです。探しだしたときの喜びは本人様以上かも。
そんなこんなで以下のようにきれいな部屋になりました。
探しものもしっかりと見つけ出しひとまとめにしてお返しします。
完了報告はお写真でさせていただきました。すると2時間ほどたったころに御礼のメールをいただきました。
今回も大変喜んでいただけたようです。更に詳しい内容は以下のリンクからご覧ください。
2,ゴミの壁
次に紹介する事例は約20年ゴミを溜め続けた女性の部屋です。まずは下の写真をご覧ください。
向かって左側は片付けをした所で、右側がこれから片付けに取り掛かる所。左側が終わって襖を外してみると見事な壁が形成されていました。
20年ゴミを溜め込み、さらにその上で生活されていたのでゴミが踏み固められています。そのため見た目以上の物量があります。さらに踏み固められたゴミは途中から抜けないのです。上からすこしずつ減らしていくしかないという厄介な現場でした。以下ダイジェスト。
「恥ずかしながら退去を言い渡されており5日以内に片付けていただけませんか!」
お電話をいただいたときはこのように言われました。見積もりに伺う前は5日もあれば楽勝と高をくくっていました。実際に伺った現場が以下の写真です。
↓廊下
↓キッチン
↓倉庫代わりの部屋
玄関を入った時点で腰ほどの高さまでゴミが堆積。倉庫代わりの部屋に至っては2mをこえるゴミ(服やかばん)がそびえ立っていました。弊社は限られた人員で丁寧に作業を行うことを売りにしているため、大人数で一気に!というのを苦手としています。
「いけるか?」と悩みましたが、リフォームが入るため掃除をしなくて良いとのことでしたのでGO!ということになりました。作業はやはり大変なものでした。ゴミがカチカチで取れないんです。上からほぐしながら、分別しながら進めるため効率が悪い現場でした。
スタッフの体力、作業の進み具合、期日を考えながら1日の作業量を調整していきます。たくさんのスタッフを雇っている業者さんは羨ましいのが本音です。期日ギリギリでしたがなんとかゴミの撤去が完了しました。
最終確認を行っていただきましたが、非常に喜んでもらえました。正直間に合わないと思われていたようで、ホッとした表情が忘れられません。このあとリフォームが入る予定です。どんな感じに仕上がったのか気になる現場でした。
3,もう家賃二重払いはしたくない!
この方はご主人に内緒で以前住んでいた部屋の家賃を払っておられました。職場に馴染めずうつ病を発症。そこから身の回りのことができなくなったとのことでした。
しかし結婚をし、新しい命を授かったことで「無駄な家賃を払っている場合じゃない!」と過去の清算を覚悟されてのご依頼でした。まずは部屋の様子をご覧ください。腰からお腹にかけてゴミが堆積。
水回りもカビがすごい!水気がないだけマシといったところでしょうか。
いや~きつい現場でした。階段が! ゴミの量や汚れに関しては慣れたもので全く問題ないですが、階段の上り下りは何年やっても慣れません。この現場は5階建ての5階にあり、エレベーターはありません。しかも7月の頭でぐんぐんと気温が上がっている時期でした。さらに内階段(建物内部に階段がある物件)で風が通らないのです。
汗が吹き出てクラクラしてきます。こういうときは無理をせず、適度(しょっちゅう?)に休憩をはさみつつ、水分を補給しつつ進めていきます。そして5時間後、下の写真のようにきれいになりました。
この後赤ちゃん連れのお客様に確認していただきました。「やっとここの家賃を払わなくていいですね」「なんでもっと早くに相談しなかったんだろう」「本当に助かりました」とたくさんのお礼をいただき作業完了です。
4,対人恐怖症です
この方はうつ病の発症から対人恐怖症になったお客様でした。そのため仕事ができない状態で、療養のためにご実家に帰ることになったとのこと。
このときは対人恐怖症ということで弊社スタッフとは一切会わずに進めていくことになりました。まずは写真で見積もりです。すぐに部屋の様子が分かる写真を送っていただきました。
高いところで太もも辺りまでゴミが溜まっています。写真での見積もりは正直難しいです。上からの写真になりがちですので、ゴミの内側はなにがあるのかわかりません。粗大ゴミがあるのか、細かなゴミで埋め尽くされているのかでも労力は変わってきます。
水回りも長いこと放置されていたようです。ひと目見ただけではひどく汚れているように見えますが、この程度ならこすり洗いするだけできれいになります。以上を確認し概算見積もりを提示した所即決していただきました。
作業当日は鍵をポストに入れてもらい、お客様が外出してから弊社が作業に取り掛かります。このときは予想以上に細かなゴミが多く、予定していたより時間がかかることになりました。しかしスタッフの頑張りもあり、以下のようにきれいになりました、
鍵をポストに入れて現場を後にします。その後帰宅されたお客様から「短時間でこんなきれいになるんですね。驚きです」「やっと引越し準備ができます。本当に助かりました」「もう二度とこんな事にならないように片付けがんばります」と御礼のメールをいただきました。
これまでたくさんの部屋を片付けてきましたが、うつ病で片付けができなくなる方は本当に多いです。現代社会の闇を感じつつ、弊社を信頼していただけたことに感謝してしまいます。
5、13年間誰にも相談できなかった
ゴミ屋敷・汚部屋問題は当人にとって非常に大きな問題です。そのため相談できずに数年経ってしまったというお客様は跡を絶ちません。この方は13年もの間悩んでおられました。
このときはたまたま見つけた弊社のHPに励まされたとのことでご相談をいただきました。下の写真ご覧ください。ゴミの量もさることながら、13年も放置されているとビニール袋は風化しパラパラになっています。壁紙もベロリと剥がれてきています。
この状態を女性一人で片付けることは不可能に近いです。今回は階段作業ということもあり2日間いただきました。分別しながら袋詰。階段を使ってひたすら搬出です。
最終的には以下のようにすっからかん(一部残すものをまとめています)。無料清掃まで行い、13年間の悩みがたったの2日で解決しました。
ちなみに家賃のみを払い続けておられたのでざっくり計算してみると、月家賃45,000円×12ヶ月×13年で、約700万円となります。相談ができなかったことで700万円もの大金を無駄にしてしまわれました。
少し考え方を変えてみると、部屋の半分をゴミに占拠されている方は、家賃の半分はゴミを置くために払っていることになります。このことに気づくと、いかに汚部屋がもったいないのかがわかります。まずは信頼できる人や業者に相談しましょう。それがお金を大切にする近道です。
6,彼氏を見返したい!
この事例では「自分は全く気にならない」「けど彼氏に嫌味を言われるのが我慢ならない!」ということでご依頼をいただきました。「彼氏が出張に行っている間にきれいにして見返したい!」とのことでした。このときも写真を送っていただきました↓。
リビングと寝室はすべて服とゴミで埋まっています。特に服の量がすごい現場でした。女性の方はやはり服が多いです。なぜかキッチンは床が見えていました。概算見積もり後正式に依頼となりました。
時間がかかったのは服の仕分けです。1点1点確認してもらい、不要なものだけ撤去していきます。キッチンは比較的簡単かと思いましたが、消費期限切れのものが至るところに詰め込まれており予想以上に時間がかかりました。時間はかかったものの丁寧に仕分けし、撤去したことで以下のようにきれいな部屋が出来上がりました。
最初は「気にならない」とおっしゃっていた依頼主様も、「やっぱり気持ちいいですね!」と大満足。とても喜んでいただけました。最後に、「これ、私が片付けたことにしてもいいですか? 彼氏を見返してやりたいです!」とのご要望が。まったく問題ありません。ぜひ自慢してください(笑)
7、セクハラやめろや!
最後に紹介するのは男気あふれる女性の紹介です。引越し前の片付けをお願いしたいとのことでご依頼をいただきました。作業前の状態は↓のような感じです。
業者さんにすべておまかせするのは申し訳ないということで手伝ってもらいました。そのときに色んなお話をしたのですが、今回引っ越しをすることになった原因を話してくださいました。
「転職で引っ越すことになったんですけど、二度と介護はやらないです」
「なんかあったんですか?」と私。
「ムカつく爺さんがいたんです。セクハラ魔が!」
「みんなやられてて、とうとう切れてしまったんです」
「セクハラやめろや!!って」
「うお~、みんなも喜んだんじゃないですか?」
「はい、超喜んでました!」
「でもそれが問題になって居づらくなったんですよね」
「で、今回引っ越すんです」
「汚部屋は自分が悪いんですけどね」
かっこいいですよね。ぶっちゃけたところ、介護のプロであってもセクハラにはガツンと言っていいと思っています。そんなサービスじゃありませんから。介護の実情や彼氏の愚痴などお聞きしつつ、約4時間程度で以下のようになりました。
今回転職で引っ越しということでしたが、次の職場でもぜひ頑張っていただきたいと思いました。また、弊社を選んでいただいてありがとうございまいした。
まとめ
ここまで弊社が実際に片付けてきた汚部屋女子の部屋を見ていただきました。皆さん大きな悩みを持たれていたことがわかると思います。それでも汚部屋を脱出できたのは、相談したからなんです。これってとても重要です。
できないことをできる人間に頼むことは恥ずかしいことではありません。別に業者でなくてもいいです。信頼できる友人や家族がいればそういった人たちに相談してみましょう。相談することが問題解決の近道ということを忘れないでください。
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